東京国立博物館表慶館で行われている福沢諭吉展に行って来た。
「おまえの名前は諭吉からいただいたんだぞ」と父に言われたことはあるが、
それ以上のことは聞いたことがない。
父が、福沢という男の業績や思想について、どこまで傾倒し、息子の人生にそれを
引き継ごうという願いをもっていたかは、今となっては確かめることはできない。
「いいか、よく聞け、福沢という男は・・・」などと膝を交えて話を聞いたことは
なかったと記憶している。
慶応に行けとも言われてことはおろか、私立というものは、家の経済状況からして
はなから考えになかった。
しかし、自分としては、一文字いただいていることは、何となくつながりのようなものを感じてきたし、ここ数年、学校を飛び出し、自分なりの教育スタイルを求めている
ことが、福沢の教育に対する考え方、実践を改めて知りたいと思っていた。
タイミングよく「横浜開港150周年」という節目の年、「慶應義塾創立150周年」と重なり、福沢諭吉展が開催されたことは、自分にとって幸運だった。

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