2007/5/27
「小学館 古典文学全集3 万葉集2 」
短歌誌・歌集より
1051 三香原(みかのはら)布当(ふたぎ)の野辺(のへ)を 清みこそ 大宮所(おおみやところ) 定めけらしも
(瓶原(みかのはら)布当(ふたぎ)の野辺(のへ)が 清いので 大宮所をお定めになったらしい)
1052 山高く 川の瀬清し 百代まで 神しみ行かむ 大宮所
(山高く 川瀬が清い 万代までも 神々しくなりゆくであろう この大宮所は)
1054 泉川(いづみがは) 行く瀬の水の 絶えばこそ 大宮所 うつろひ行かめ
(泉川の川瀬の水が 絶えたならこそ 大宮所も さびれてゆこう)
1055 布当山(ふたぎやま) 山並見れば 百代にも 変はるましじき 大宮所
(布当山の 山並を見ると 万代にも変わりそうにもない 大宮所だ)
1056 娘子(をとめ)らが 績麻(うみお)かくといふ 鹿背の山 時し 行ければ 都となりぬ
(おとめたちが 績麻を掛けるという 鹿背の山も 時が過ぎると 都となった)
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