2007/5/14
「小学館 古典文学全集7 古今和歌集」
歌誌・歌集より
19 み山には松の雪だに消えなくに都は野辺の若葉積みけり
(私のいる山中では、松の雪さえもまだ消えないのに、都では早くも野辺の若葉を摘む季節が来たことだ)
20 梓弓(あづさゆみ)おしてはるさめ今日(けふ)降りぬ明日(あす)さへ降らば若菜摘みてむ
(梓弓は押し曲げて弦(つる)を張るが、今日はおしなべて春雨が降った。この上、明日も降るならば、もはや若葉を摘めることだろう)
21君がため春の野にいでて若菜つむわが衣手(ころもで)に雪は降りつつ
(あなたに差し上げようと思って、春の野に出て若菜を摘んでいると、袖には雪が降りかかりますが、それを我慢して摘んだのがこの若菜なのです。)
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