さて、「旦那様はおまえの不幸をおとりになります」(これも感動的なものいいですね)というこの萬右衛門とはどういう人物であるのか。あー、いや、説明はやめましょう(すいません、「後ほど」なんて思わせぶりに書いてしまいまして)。
えー、八雲婦人セツさんの養祖父に稲垣万右衛門という人がいて、帰化名「八雲」を提案した方だということですが、この方ではないようですね。岩波ジュニア文庫・河島弘美著「ラフカディオ・ハーン 日本のこころを描く」の中でこの「萬右衛門」なる人物についてふれていますね。
……数年前に『森は生きている』(だったかかな)の旅公演で松江の近くに泊まった時にちょうど空き時間があったので電車に乗って小泉八雲旧居と記念館に行きました。明治24年6月から熊本へ転任するまで約5ヶ月八雲が住んだ松江の家・根岸邸は現在小泉八雲旧居であるとともに小泉八雲記念館になっています。八雲の作品の中に出てくる小さな庭がとってもよいです。庭をみて「ああ、これがあの庭かあ、そのまんまだなあ……」と思いましたねえ。──はい、「人形の墓」終わります。
入館チケットの半券
