いやはや、いやはや、いやはや〜、たいへんたいへんもうしわけございません!!! 不徳のいたすところ、いろーんなことがどっとおそいかかってくる日々がつづきまして、なーんも考えられない夏の盛りでありました。本当に本当に、本当に申しわけありません!!!
オペラ台本についてうだうだと書いてしまいました。はい、もう一つだけ書きたいことがございます。とりあえず終わらせましょう。
──僕はもうひとつ名作といえるオペラとその台本を紹介することができる。それはこんにゃく座初演による、オペラ『金色夜叉』(尾崎紅葉原作 山元清多(やまもときよかず)台本 萩京子作曲)だ。
初演は1995年9月(僕もこの作品の初演に出演しました)。座内で『金色夜叉』をやると発表になり原作を読んでみるともんのすごく長いのです。新潮社文庫で前編・中編・後編・続・続々・新続と掲載され全484ページ。それでもまだ未完!
いったいこの原作から何をどう切り出せばオペラ台本をつくることができるのか、台本・演出のゲンさん(山元清多氏のことを私たちはこう呼ばせていただいております)はいったいどうするんだろうなあって思ったものでした。
しかーし、ゲンさんはこのナンダイをものともせず、みごとなオペラ台本にし、みごとな舞台にしてしまったのです(当時稽古前まで制作の手伝いをしていた僕は台本受け取り係でありまして、ゲンさんの仕事場近くに台本を受け取りに行くと、そのまま数時間、台本を書き上げてテンションの高くなっていたゲンさんとおしゃべりしたものでした)。
『金色夜叉』は有名だけどどんな話しかきちんと知る人は少ないでしょうね。要するに「金のために最愛の許嫁を横取りされた男がすねまくってマゾヒスティックに金の亡者となり、後で改心した彼女の気持ちも受け入れられず苦しむ男のお話」というわけですね。