ある先輩(政経塾OB)から電話をもらった。彼は市議会議員。災害対策・国民保護法関連の質問を考えていて、情報が欲しいとのことだった。
話の中身はともかく、こういった時、つくづく「人間の絆」は大切にしたいと思う。私は日頃の活動から得た思いやあるべき方向性、自治体の施策状況、具体的な政策を語る。当然、彼は彼でその都市における現状や有権者の声を担っていて、両者の融合が起こる。
私からすれば、「(彼が聞いているその都市の現状を聞いて)そうそう、そうでしょ〜。だからさっき言ったとおり…するべきなわけですよ」。彼のほうからすれば、「そうそう、今日会った町内会長もそう言っててさぁ〜」。そこに共通の認識基盤が生まれ、その先に政策オプションが、必然的な選択として出現する。
1時間近くも話しただろうか。都市レベルで実施すべきと私が考えていることはあらかた彼に伝えきり、同時に、ぼんやりとしたイメージしかもっていなかった政策アイデアが具体的な言葉として、私の口から出ていることに気付いた。まさに融合と相互触発のなせるわざなのだろう。「人間の絆」はありがたい。
たかだか私一人の活動から産まれたアイデアが、彼の街で実現できたら本当にうれしい。一人の市議会議員を通じて、ほんの少しでも、私が得た「善」を公に広められるとしたら、こんなに素晴らしいことはない。
ただ今真っ最中の総選挙においても、「人間の絆」の重要性は骨身にしみて感じる。理念と政策が人々の結節点になるべきであることは間違いないが、それが実現されるためには、結局、候補者を含めた人間の渦の底を流れる「絆」がモノを言う。
電話を切る間際、「議会質問が終わったら、その議事録送ってね」と彼に頼んだことは言うまでもない。
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