携帯やFAX、メールに携帯など通信手段は枚挙にいとまがない。口頭を除けば、かつては「文(ふみ)」が大きな役割を担ったわけだが、近頃では手紙を書くという習慣は薄れてきている。と、昔を知ったような口ぶりではあるが、私が物心ついた頃には(今よりはましだったろうが)手紙を書くことは少なくなってきていたことだろう。
私もそんなに筆まめなわけではないが、政経塾に入って以降、書くべきだと思う機会が増えたこともあり、努めて手紙を書くようになった。学生だったり会社員だった頃との違いは、不特定多数の人と多く接触し、かつそうした方に有形無形の多くの恩を感じることになったこともあるだろう。
メールやらで"済ませる"こともできなくはないわけだが、伝えきれないから手紙にする。文字が連なることに違いはないから、手紙とメールの違いは肉筆であるかどうかだろうか。別に上手な字ではないが、文字情報だけでない"心"が少しでも伝わればと思っている。
今、毎日、手紙を書いている。卒塾に際し、この3年間にお世話になった方々の顔を思い浮かべつつ、感謝と報告を書き連ねている。本当は直接訪問して感謝を伝えるべきなのだが、数百人にのぼる方々には短期間でそれを行うことができない。ある程度の時間をかけて少しずつそうしていきたいと思うが、ひとまずのご挨拶。
とは言っても、手紙を書くのも短時間では書けない。さらっと書ける人もいるようだが、私は時間がかかる。そう、1通あたり1時間近くはかかるかもしれない。その人と接した場面、表情、自分の内面、その後への展開などを思い浮かべつつ、文字に起こしていくとどうしてもそのくらいはかかってしまう。
あんまり遅くなっては失礼だからと訪問をひとまず置いているものの、手紙にしたってあんまり早くない。というより、卒塾式から既に10日も経ってしまって黄色信号。そうは言ってもなぁ〜、「そう言えばあの人まだだった」と思い出し、全然減っていかないんだよなぁ…。まあ、とにかく書くべし。ひたすら書くべし。区切りがついたら、全国横断"お礼参り(変な意味じゃなくて)"ツアーに出かけようと考えている。次の一歩は、ケジメの後だ。
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