会社に入って転勤するたびに私は本籍地も併せて変更してきました。理由は戸籍謄本。それほど頻繁に使うものではありませんが、いざというとき、「本籍地でしかもらえません」となるのがたまらなく不便でして。
そもそも本籍ってなんでしょう?若干の下調べと、恐らくの推測に基づけば、律令制導入時からの戸籍制度に連なる奥深い歴史とそれなりの合理性があるものとは思われます。個人の出生から結婚、転居等々にいたるまで、一元化された情報には、法に基づく公正な事務処理に有益な効果があるのでしょう。ただ…、本籍ってホントに必要なのでしょうか?ないと何が困るのでしょうか?必要不可欠である理由が見つかりません。
それはともかく、今日、ちょっとした用事で役所で戸籍謄本請求の場面がありました。素直な感想です、「紙2枚の戸籍謄本出すのに何で10分もかかるの?」。担当の方がサボっていたようにはどうしても見えませんでした。細かい事務フローまでは見えませんでしたが、いくら重要な書類だからといって、いまどき紙2枚出すのに10分と450円はどうにも解せません。
個人情報を多く含む書類であるがゆえに、厳格な本人確認をしているのならともかく、免許の提示のみ(番号を控えるくらいはあったかも)。見せるだけの免許証なんて少々のPCスキルを持っていれば簡単に偽造できちゃうでしょうから、それも大した本人確認とは言えないでしょう。じゃ、なんでそんな手間とコストがかかるのか?
複雑な行政事務処理を簡素化することは、スローガンのみの公務員削減よりよっぽど効果的ですし、我々の利便性も上がる大事な点だと思います。経験則も含めて言えば、紙とハンコの事務処理を極小化することは劇的な効果を生むはず。
住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)への懸念があることは承知していますが、そのハードルを乗り越える努力が、高コスト・低効果の本人確認事務を廃することにつながり、それを含めた行政事務全般の簡素化が図られ、いつの日か、「本籍地」という概念そのものが使われなくなるような気がしています。
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