足掛け10か月にわたって企画・準備してきた災害ボランティア団体のDIG訓練事業を無事に終えることができました。大学からお越しいただいた4人の先生方、様々協力を頂いた自治会や防災関連団体の方々、市の関連部署の方々、そして参加して頂いた方々にも大いに感謝です。
50名を超える参加者。「少なかったら我々が入って…」という話をしていましたが、入りたくとも入れずという状況(笑)公民館のぶち抜き部屋は満杯状態で、取材に来られていた神奈川新聞の方や、いちごチャンネル(ケーブルTV)の方も、狭そうに取材していました。
決まったシナリオを「こなす」訓練でなく、混乱状況のなかで「考えて決める」訓練を広めたいと思い続けて実現に至ったこの企画。三条の水害や、中越の地震を現地で実感し、特にこの地域での必要性を痛感して、ここに至ったものです。
「教室の場所争いが起きているがどう対応するか?」、「子どもが朝から何も食べてないので食料を分けて欲しいと言っているが?」。インストラクターから次々に困った話が持ち出されるたび、避難所運営責任者の立場にある参加者が全員で頭を悩ませます。怒号に近い雰囲気も垣間見られましたが、現場はこの訓練以上の混乱に陥るわけです。
改めてですが、今日の訓練を受けて思ったことは以下二点の重要性。『結論を下すリーダー』と『私がやります』。議論は結論を出すためにするもの。ああだこうだと言いっぱなしでは時間の無駄になります。人命がかかる緊急の場合はなおさらそう。全体を聞いた後、「では、こうしよう」と決断を下せるリーダーの存在が不可欠です。
決断が下ったあと、「で、誰がやるの?」で話が止まることがあります。決まっても動かなければ決まらないのと同じ。こんな時、「じゃ、それ俺がる」という人がいるかいないかで、事態が収拾に向かうか、更に混乱に陥るかが分かれるに違いありません。
今回の企画実施経験を、今後に活かしたいと思います。災害ボランティア団体としては、こうした事業を独力で継続しスキルアップさせていくこと。参加者の方や自治会等では、擬似「混乱」経験をより多くの人で共有し、いざに反映させること。
言葉で言うのは簡単ですが、時間と労力と根気が必要なこの仕事。本番に間に合うかどうかは誰にも分かりませんが、少しずつでも前に進めるように今後も関わり続けたいと考えています。
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