5,000万件もの納付記録が該当者不明という社会保険庁、年金の問題が話題になっています。気の遠くなるような数字で、なぜ今まで放置されてきたのかは気になるところ。内部では、間違いなく昔から気付いていたはず。それとも、今日まで不明分を懸命に減らしてきた結果が、ようやく5,000万件だったのか…。
一方、もう一つ分からないのは、個々人の年金額へのインパクト。「納付記録」がそもそも全部で何件あるのか(数十億?数百億?)、不明分5,000万件の合計金額(5,000万円?X,000億円?)などがイマイチ分かりませんので、「で、私の年金、ホントよりいくらくらい少ない(可能性がある)の?」という疑問に対する答えを知っている人はほとんどいないのが実状ではないでしょうか?
5,000万件という数字は「????」なのですが、5,000万件「のみ」に注目するだけでは、この問題の本当の大小を判断することはできないと思います。まあ、そうは言っても、「ヒドイ」ことに変わりはないでしょうけれど。
この話題の見ていて、「『事務』をナメてるんじゃない?」を思わず口走ってしまいました。私の職務経験から、日本では、『事務』という仕事が非常に軽んじられていると考えてきました。「適当にやっといて」というよく聞かれる言葉が象徴的です。
「あれやろう」、「こうやろう」と言うのは簡単ですが、そのことを実際に行うためには、会社であろうと官庁であろうとPTAであろうと、様々な『事務』が発生します。一つ一つをキチンと詰めないと、どこかで必ずボロが出るのが『事務』。適当じゃダメなんです。人手がかかります、システムが必要です、金がかかります、時間がかかります。
30年、40年と長い納付期間があり、20年、30年と長い支給期間がある年金の『事務』は、おそらくこの世の中の『事務』の中でも最高にテマ・ヒマ・カネがかかるもの。転居、婚姻、出生、死亡、様々な要素が年金の『事務』には関係するからです。
その認識なく、適当にやってきた結果が5,000万件なのでしょう。このリカバリーには、やるべきだったきちんとした『事務』と同等、もしかするとそれ以上のコストを必要とするでしょう。トータルコストで考えた場合、今の年金制度そのものをバッサリ改めてしまうほうがいいかもしれないとさえ思っています。
軽視される『事務』と、適当な『事務』と、起こってしまった『大混乱』。
う〜ん、小さな話かもしれませんが、議員事務所や選挙事務所でも日常茶飯事ですね。「適当にやっといて」…、よく聞く話。経験上、『事務』に相応のテマ・ヒマ・カネをかけている事務所は、やっぱり一般有権者からの評判が良いように思います。どこかに現れるものなのでしょう。
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