不可逆圧縮音源の音質比較テストというのが行われたようだ。
http://www.rjamorim.com/test/multiformat128/results.html
128Kbpsでの比較とのこと。結果Ogg Vorbis形式が一番優れているとのこと。次に来るのがmpc(Muse Pack)形式、さらにAAC、mp3、wma、atrac3と続く。
mpcは日本ではほとんど普及していないけれど、海外ではファンが多いようだ。何気に一位なOggは大したもんだ。あと数年登場が早かったら現在の圧縮音源のメインストリームはOggだったかもしれない。フォーマットの世界は性能だけでなくタイミングがものを言うので、そうはならなかったが。
まあ、この結果を見て、圧縮音源に興味のある人間なら誰でも感じることだ思うが、wmaとatrac3はそもそも低ビットレートでそこそこの音質になることを目指して作られたものなので、128Kbps前後での比較はちょっと可哀想にも思う。それでもatrac3が最下位というのはちょっと笑ったが。
まあ、海外ではMDというもの自体全然普及していないという話もあるし、大丈夫かいatrac3?大丈夫かいSONY?というところだ。
SONY絡みといえば結構へんなニュースが多いような。大丈夫か?
「ソニー、1GB MD「Hi-MD」対応製品の発売日を7月に延期−USBクレードルが充電クレードルに変更。」
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040526/sony.htm
新規格「Hi-MD」自体、ちょっと「はぁ?」って感じもあるのだが、開発に手こずって発売が遅れるとのこと。Hi-MDについては以前の発表が分かりやすい?かな。
「ソニー、1GB記録が可能なMD新規格「Hi-MD」−従来のMDディスクは305MBに拡張。ATRAC3plusとPCMに対応」
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040108/sony1.htm
MDを単なるデータディスクと見立てれば色々な可能性が考えられるのは、素人でも分かる。でもさぁ、結局どう使うかを投げちゃったままにしてないかね。データストレージとしての魅力あるかな? 対応するatrac3のビットレートも48kbps〜256kbpsの6種類。さらにPCMも使えますとのことだけど、こんなに細分化して普通のユーザーは使いこなせるのかな。無理でしょ多分。中途半端に色々出来るようにした分、どう使うのか今一イメージしにくい。
SONYはβの頃からこの気があって、VHSが「標準」と「3倍」と非常に明確なテープの使い方をしたのに対して、「β1」「β2」「β3」という三つのモードを用意した。テープには「500」とか「750」とか意味不明な数字が付いており、それぞれのモードで何分録画できるかはテープのケースの表示を見ないとよく分からないという非常に分かりにくい形式。しかも家庭用デッキには「β2」「β3」モードしかないので、すっきりしないことこの上なかった。このイライラ感。Hi-MDはβの伝統を継いでいるんじゃかろうか。
さらにatrac3大丈夫か?SONY大丈夫か?ニュースとしては、こんなのも。
「ソニー、動画や音楽を視聴できるポータブルプレーヤー「HMP-A1」」
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/5377.html
「HMP-A1は、320×240ドットの3.5型TFT液晶モニターを搭載したプレーヤーで、動画ファイルはMPEG-1/2/4、静止画ファイルはJPEG、音楽ファイルはMP3、WAVの再生に対応する。」とのことで、ななななんとatarc3は対応せず。
ちょっと前にVAIO pocket(VGF-AP1)という思いっきり被る製品が出ていたが --被る製品があること自体どうかと思うが-- 一応棲み分けということではありましょう。VAIO poketはPC関係の事業部の作品、HMP-A1はAV関係の事業部の作品、かたやatrac3を使った既定路線、かたやAIWAブランドライクなmp3でドーン路線。両方出してどっちが売れるか見てみようかという態度自体、SONYの苦悩を感じるなぁ。