今日はおばあちゃまの7回忌でした。
平成12年2月12日没。
享年79歳。
大正生まれの元気なおばあちゃまでした。
そして、もう一つ。
平成2年1月31日没。
享年48歳。
父様の妹、私の叔母さんの17回忌。
アッという間でした。
しか〜しっ!
大変なのは法要自体ではなく、参列者の事!
うちって親戚も少なく、親戚との付き合いもそんなにある方じゃないから連絡を取るのも一苦労。
だってね、おばあちゃまの兄弟って言ったら、当然の如くご高齢でしょ。
いくら便利のいいayu亭で法要をするって言ったって、歩くのが大変っ!って人ばっかりだから、来てもらうのも気が引けるじゃない。
一応、電話で連絡したものの・・・
おばあちゃまを長女として
まず、すぐ下の弟 長男さん。
叔父さんの体調がすぐれないという事で、ご夫婦揃って欠席。
次男さん。
叔父さんは少し前に他界されているけど、叔母さんは来て下さるそう。
三男さん。
叔父さんが「認知症」になってしまったけど、ご夫婦で来て下さるそう。
まだまだ兄弟はいたんだけど、皆さんおばあちゃまと同じ所に逝ってしまわれております。
朝からバタバタと準備をし、住職がいらっしゃるのを待ってたんだけど、肝心の三男さんご夫妻がいらっしゃいませんっ。
「こりゃ、来ないねぇ」
なんて弟君と話をしていたら・・・
いらっしゃいましたっ!
って、住職ぢゃんっ。
いやいや、当の住職が来てくれないと始まるものも始まらないんだけど・・・あはは
時計を見れば11時。
仕方ないので、三男さんを待たずして始める事にしたんだ。
1つ目のお経が終わり、少しお話をして2つ目のお経に。
そのお経も終わり、最後の説法を聞いていたら・・・
いらっしゃいました。
なんとかかんとかたどり着いたって感じで・・・
三男さんの奥さんが
「認知症になっちゃって、ここの場所も分からなくなってて・・・」
と涙ながらに話してくれたの。
叔母さんはもちろん分かってたけど、叔父さんが一体どこまで覚えてるのか、叔母さんは何も言わずに歩かせたんだって。
なのに、ayu亭の前を通り過ぎて・・・
それまではしっかりした頑固親父だったのに。
住職が言ってた。
「人は年を取り、どんどん赤ちゃんに帰っていくんですよ」
って。
確かにそうだよね。
母親に全てをやってもらって、オムツが取れて、喋れるようになって、一人で着替えられるようになって・・・
今度はそれを逆にやっていく。
人の手を借りて着替えて、オムツをして、言葉を忘れて・・・
ベビーカーの代わりに車椅子になったりね。
「認知症」って人ごとだと思ってた。
身近な事なのに、他人事って思ってた。
どれくらい大変なのか正直分からない。
でも叔母さんが泣きながら
「内科の先生に《鬱》だって言われたの。今は誰とも逢いたくないし、外にも出たくないの」
の話してくれた時に、次男さんところの叔母さんが
「そんなんじゃダメだよっ。外に出て大声で笑わなきゃ。人と話しなきゃっ」
なんて逆効果な事言うもんだから、余計暗くなっちゃって・・・
誰とも逢いたくない、話したくないって経験あるから
「叔母さんいいんだよ。今はねっ。でもたまには出て来てお茶でもしよ。もう少しして暖かくなったら、叔父さんとお散歩がてらに出掛けてよ。いつでも待ってるし、ねっ」
って手を握って、ずっと握って話したの。
「うんうん」
ってayuの手を握り返してくれるんだ。
「涙ってね、涙の貯水槽が空になったら出て来ないんだよ。今はいっぱい入ってるから出てくるの。空になるまで泣いていいんだよ。生意気いってごめんね。ayuも経験あるから・・・大丈夫だから」
最後の最後まで手を握ってたの。
ayuが鬱っぽくなった時ね、本当に泣いたの。
しっかり泣いたの。
どうしてか分からないけど、涙が出るの。
人と話してるだけで涙が出るの。
止める事が出来ないんだ。
だからってワケじゃないけど、どんな理由であれ泣いてる人に
「泣かないで」
って言えないの。
逆に
「泣いていいんだよ」
って言っちゃう。
いい意味でもそうじゃない意味でも
思いっきり泣く
事にしてるし、そう言っちゃう。
そうすれば勝手に涙って止まるの分かったから。
歩くのもおぼつかなくなった叔父さんと腕を組んで歩いてると
「あの人、歩けないから支えてもらってる、って周りの人は思うよね」
って叔母さんに言うんだって。
「そうじゃないよ。あの人たち仲のいい夫婦だね、って思ってるよ」
って叔母さんが答えると
「そうかなぁ?」
って照れるんだって!
ひゃ〜!
こっちが照れるよ♪
それとね、叔母さんが記憶も途切れがちな叔父さんに
「私の事分かる?」
って聞くでしょ。
そうすると
「分かるよ、かあさん」
って答えるの。
「かあさんってお父さんを生んだ人?」
って聞くと
「違うよぉ、僕の大切な人!」って言うんだって!!!
ひょぇ〜☆
今までの叔父さんからは想像もつかない答えっ!!
「かあさんがいるから、今の僕はいるんだよ。かあさんがいなくなったら僕困る」
まるで、幼稚園児だよね。
何も持たずに生まれ、何も持たずに死んでいく。
人ってそうあるべきかも知れない。
上手く言えないけど、今日の叔父さんと叔母さんのやりとりを見て、叔母さんには申し訳ないけど人間っていう生き物を学ばせてもらったような気がする1日でした。