監督:宮藤官九郎
鬼塚公彦:阿部サダヲ
富士子:柴咲コウ
駒子:小出早織
修学旅行で舞妓に出会って以来、熱烈な舞妓フリーク。
あやしげな京都弁を使い、休日ごとに舞妓の追っかけをしてはいるものの、お茶屋遊びなど夢のまた夢。
その鬼塚が京都へ転勤。京都出身というだけで付き合っていた彼女をあっさりふって、「舞妓Haaan!!」と、いそいそと京都へ着任する。
が、お茶屋は一見さんお断り。お金もコネも、ない。一介のサラリーマンが遊べるようなところではない。
その高いハードルを越えるため、鬼塚のスーパーでエキセントリックな奮闘がはじまる。
さらに、振られた彼女は、舞妓になって見返してやる!と、鬼塚に内緒で京都へむかう。
と、たたみかけるような展開。
主役阿部サダヲの奮闘ぶりはたしかにすごいのだが、ライバルの堤真一をはじめ、脇役陣がすごい。
お茶屋遊びのきっかけを作ってくれる社長に、伊藤四朗。ニンニン♪
お茶屋の女将に真矢みき。下足番に木場勝己。それだけでも嬉しいのに、ちらっと植木等も!
さらに、置屋のおかあさんに吉行和子(でも、やっぱり、吉行和子は東京の匂いがするなあ)
富士子の姉さん株の舞妓、駒子を演じた小出早織、はじめて見る顔だが、和風の顔立ちで、舞妓の化粧が本当によく似合っていた。というか、最後まで素顔を出さなかったし。
柴咲コウは、けなげでかわゆい役どころだが、バタくさくてきっぱりした顔立ちが白塗りすると、ちょっとコワイ。
やっぱり、舞妓、芸妓は、一重まぶたのしもぶくれ、おちょぼ口が似合うなあ。
設定が夏というせいか、ほとんどの場面で舞妓はんが薄物の着物、というのも珍しかった。
あいは単衣、夏は薄物、というのは鉄則だが、どうしても、着物=ぼってりとした、というイメージがあるので、軽やかでいいなあ。
クドカン映画らしく(笑)途中、ちょっとダレかけるが、すぐに回復し、最後は涙と笑いの大団円。
舞妓はんの衣装もきれいだったが、堤真一のコスプレ(?)も楽しめる。
やっぱり、堤真一のほうが一枚うわてだな。
阿部サダヲが、遠慮や気後れなくベテランの胸を借りて、存分にはっちゃけていた。
おバカムービー、ばんざい♪ 細かいことは気にしないで、笑いましょう。楽しみましょう♪ という映画。

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