夫は、定年退職してうちにいてもおかしくない年齢だが、まだ、いちおうイスはあるので、ほぼ毎日出勤している。
昼間、ひとりでうちにいると、さまざまなセールス電話がかかってくる。
「ご主人様、いらっしゃいますか」
あるいは
「○○(名前、それもたいてい読み間違える)さま、いらっしゃいますか」
退職金、あるいは年金ねらいだろう。
そうでなくても、ずっと前から、このテの電話は、なぜか、ご主人さま限定。
さっきの電話は、るすを告げると、「では、これこれについて電話があったとお伝えください」なんてのまで現れた。
むっ
夫にしか決定権がないかのような・・・わたしには判断力がないかのような・・・
と言いつつ、ふだんは、面倒なことは夫をかくれみのに、あるいは夫を前面にだしているのにね(苦笑)
夫さんをなくし、ちょうど一年がめぐった友人と話をした。
(さびしい、悲しい、という情緒面は、おいといて)
ある程度、覚悟していた別れだったが、その後の事務的な処理万端はたいへんだったようだ。
銀行通帳や税関係の手続きだけでなく、たとえば公共料金など夫名義になっていたものを、すべて名義変更しなくてはならなかった。と。
なるほど〜
で、なにが大変って、これまで夫を前面にだして、その後ろにいればよかったのが、自分でいろいろやらなくちゃいけないこと。
たとえば、法事その他について、夫側の親戚との連絡や相談。。。。
だそうだ。
なるほど〜
シングルでいることの自由と緊張感。
ツインでいることの不自由さと利便性。
ツインも、おたがい老いてくると、なあ・・・・
夫婦のあり方。社会的に、夫の一歩うしろにいる存在、としての妻。
その妻という座に座っているオンナの怨念?情念?諦観?計算?を、実にうまくとらえているのが、いま読みかけの大庭みな子
『むかし女がいた」
創作と言うかエッセイというか・・・多様な表現でオトコとオンナの関係について書かれた作品がのっているのだが、あれこれ伝わりすぎて、しんどくて、すらすらとは読めないです。