3月4日深夜、午前0時過ぎ、ボギーが倒れました。
会社からの緊急連絡を受け、駆けつけたそこには、口から泡を吹いて、苦しそうに息をするボギーがいました。
私が到着したのを感じたのか、弱弱しく尾を振るボギー
明らかに変です。すぐさま、動物の救急病院である「動物病院22時」さんへ電話をし、病状を伝えました。
「息が苦しそうで、泡を吹いています、そして下腹部が異常に腫れ、まるで石のように固くなっています」
「大型犬ですか?」
「はい」
「たいへん危険な状況です、大至急連れてきてください」
慌てて車に毛布を敷き詰め、その上にボギーを乗せました。
病院までは車で30分。
その間、彼は運転する私の膝の上に顔を乗せて、私を見上げていました。
運転しながら、ずっと声を掛け続けました。
目を閉じさせたら、二度と開かない気がして・・・
「がんばれ、ボギー」
「急ぐから、我慢せ〜よ、ボギー」
「俺を見ろ、ボギー」
「あと少し、あと少しで着くからな」
頭を撫でながら言葉をかけると嬉しいのか、小さく尾を振ってくれました。
病院到着後、すぐ診察です。
そして病名が告げられました。
それは「胃捻転」
命に関わる病気です。
「開腹手術をしないと、まず助かりません、やりましょう、しかし助かる確率は50:50です」
「何もしないわけにはいきません、ぜひお願いします」
その会話をしてる間、彼の苦しさを少しでも和らげようと、スタッフは忙しく動き回っていました。
痛み止めの注射と点滴を行い、横腹に針を刺し、空気を抜いてみたり。
その間、不安そうな顔をしていたボギー・・・
手術のための麻酔を注射され数秒後、その大きな体は床に崩れたのです。
そして手術台へ運ばれ、手術が開始されました。
大きく膨らんだお腹にメスが入りました。
長さにして30センチくらい。
そしてその中から出てきたものは、ねじれ膨らんだ大きな胃袋と、それに絡みつかれた他の臓器でした。
先生がそれを丁寧に掻き分け引き離していきます。
胃も切開され、内容物を全て取り除きました。
その中に、数時間前に私の手の掌から食べさせた、ドッグフードの肉の塊が・・
なんだか涙が出そうになりました。
手術は数時間に及び、終わったのは4時を回ったころ。
絡みつかれ、変色した脾臓は取り出されました。
「手術は無事に終了しましたが、これからが大変です。感染症や腹膜炎を起こすと、元気な子が突然死に至る場合もあります。いい結果がでるよう最善は尽くしました」と。。
口にチューブを入れられ、麻酔で意識を失っているボギーですが、心電図のピッピッピッという音が、彼が生きていることを教えてくれていました。
足を触ったら、暖かかった。
揉んであげ、耳元で声をかけ続けました。
早くこっちに帰ってこいと、思いを込めて。
暫くしたら覚醒し、目を開けたボギー
そのまま入院となり、部屋へ移されました。
「入院の間は必ず来てください、ワンちゃんは飼い主さんの姿や声で、励まされるんですよ。ただ、病院から携帯に電話があったときには、何か良くないことが起きたということです、なければ元気な証拠ですから、無いことを祈ってください」
今日、面会に行って来ました。
あれだけ開腹されたのに、私の鍵の音を聞いて、起き上がったボギー
声を掛けると、弱弱しくも一生懸命、尾を振ってくれました。
帰るときにも、エリザベスカラーを曲げながら、ずっとこちらを見つめていました。
後ろ髪を引かれる想いとは、このことなんでしょう・・・
受付で治療代について説明を受けました。
それがなんと、私の月収を遥かに上回る金額でした。
いま、ボギーくんとナビィちゃん、バーディくんは会社構内で暮らしています。
そして会社の1員として、子どもたちのための交通安全活動に頑張って、社の社会貢献、地名度アップのPRに繋げているのです。
彼が掲げる看板には、ちゃんと社名が入っています。
別に会社のために活動しているつもりはありませんが、子どもたちや多くの方々から、ボギーのタクシーとして、贔屓にされています。
この活動を頑張っていても、これは「君の趣味」であるという代表との考えの違いから、ワンコの餌代はむろん、注射代、治療費、コスチュームや移動のための経費も全て、自前で賄わざるを得ないのです。
お恥ずかしいことに、今回のようなことは全く想定もしておらず、また保険に入る余裕もありませんでした。
そして今回、予想額として提示された金額の余りの大きさに、立ちすくむ私がいます。
ボギーの命の代償といえば、お金には換えられません。
しかし・・・正直にいいますと、苦しい。。。
泣き言みたいですが、立ちすくんでいる状況です。
しかし、みなさんから頂いた、暖かいお言葉で励まされ、どうにか前に進む勇気が湧いてきました。
出来る限りのことをやってみよう、何もしないで後悔するよりは、皆さんの想いを背に受けて、走ってみようと。。。
いま、活動中の「子どもに笑顔を贈る会ありがとう」の将来を考え、そして皆さんのアドバイスを頂き、この会の口座を作成しました。
どうか、ボギーくんのためだけではなく、彼を待ちわびている小さな子どもたちの笑顔のため、ご協力頂けましたら幸いです。
皆さまの暖かなうむいの数々に、心から感謝申し上げます。
【口座名】
ゆうちょ銀行 記号17070 番号10291811
名義人 子どもに笑顔を贈る会ありがとう
ほんとうにありがとう・・・
ボギー上司こと
手登根 安則 (てどこんやすのり)
あの・・・
ご協力頂けた方も、励ましのメッセージ頂けた方も、宜しければ、私のほうまで直接メッセージをください。
その際、不都合がないようでしたら、ご住所などをお知らせください。
彼が退院して元気になったら、ボギー本人(本犬)足形入りメッセージカードをお送りさせて頂きます。


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