今年はベートーヴェンを気にするということに決めたので、月光もそうだが、他のベートーヴェンものもいろいろちょこちょこ触ったりすることもある今日この頃である。
「今年は月光!に取り組む為のルール」
1)過去にやった「月光」全曲をもう一度丁寧にやり直す
2)一ヶ月だけ全曲通しを気にして時々取り組むようにする
3)今月は第3楽章の2ページ目の譜読みを丁寧にしてとりあえずの区切りをつける
以下試みのメモとベートーヴェンいろいろ。

BEETHOVEN Klaviersonate Nr. 14 op. 27 Nr. 2 cis-moll "Quasi una Fantasia"
第2楽章になるといつも思う事。
ベートーヴェンって重々しいイメージがあるけれど、もてもてだっただけあって、可愛い曲も作ってますよね。「エリーゼのために」とかOp.49 No.2(うん、No.1もいいし、ソナチネNo.5もNo.6も可愛い。言い出したらキリがないよな。)とか「エコセーズ」とかマジ可愛いわ。
あのコワモテ(だけどあの有名な肖像画見る限りハンサムだと思うぞ。あれが特別いい顔してるだけかとも思うけど、彫刻像の顔もあんな顔だし。)であんなに可愛い曲だなんて女性の心はわしづかみですわ。貴族にはいないタイプだし。
全音楽譜出版社「ソナチネ・アルバム」はベートーヴェンに限らず名曲ぞろいで(なんせクーラウからメンデルスゾーンまで網羅しちゃうんだもんな。)先生にこの本は卒業ですよ、って言ってもらった後も時々楽しんでいつまでも弾いていた。それに後になればなるほど、自分の力は余裕が出てくるから余計楽しいんだよな。Op.49 No.2はソナチネ・アルバム第1集に登場していた曲だった。
あれは後にベートーヴェン集をウィーン原典版で手に入れた時、ピアノソナタ21番ヴァルトシュタイン(わぁ〜ん連打〜〜!)の直前にある易しいソナタ20番であるから、もうオアシス的存在。こいつは流石にたまに弾くと、ああ子供のころよりずっと力ついたんだなあ、と嬉しくなる。すごく余裕を持ってしっかり弾けるんだな。ただしミスタッチなしに最後まで通そうとすると勿論練習は必要である。でもひたすら可愛く弾きたい懐かしい気分になる大好きな曲の一つである。
さらに彼は構成の天才。誰がソソソミーだけで「運命」みたいな名曲を作れるだろうか。どうしてあんな単純な音が展開するとあんなにすんばらしい大曲になりうるんだろうか。うーん、改めてどの曲も魅力満載だなあ。ああ……ワタシにはやはり弾けないよ……とまたしても無力感に襲われつつ弾くのでありました。いちいちこんな気持ちになる点ではあまり精神的には良くないんだよね。
この「とても弾けない」気持ち、モーツァルトとはまた違うんだよな。あちらが音色が気になってとてもこんな音出せない、みたいな感じだったら、ベートーヴェンはバッハみたいにいちいち、ここの主題をこう出そうと思うと、ああっ手が追いつかない! とか気になって仕方がない。ワタシのベートーヴェンはいつまでたっても余裕がでてこないのでありました。……いいからとりあえずミスしないで弾こう……。
今年はソナタ集を引っ張り出してきたので、ちょろちょろと拾い弾きしてしまいますが、ついつい何かのついでに一番弾きたくなるのはやっぱり悲愴かな? あ、これも第2楽章がお気に入りかもしれん。
というわけで、月光に関しては大したこと何にも書けてもないのですが、第3楽章の2ページ目だけは最低がんばりました。でもこの辺はまだ繰り返しだからな。どっちかというと今回は2楽章のもたもた対策の方が……ははは。3楽章のついでにこれからも1、2楽章はチェックするつもりなのであった。しかしこう、なんというかきびきびと弾くのがワタシには難しいんだよね。かつこの2楽章って軽やかな感じも必要だし。はあ。苦悩は続くのであった……。