V.ムラヂェーリの秀曲
ロシア、
私の祖国よ
Риссия
-родина моя
♪モスクワのほとり行けば 変わらぬ面影
かぐわし野の草 思い出懐かし
朝焼け鮮やかに 遠く火と燃えて
目覚めの白樺 やさしくささやく
ロシア、ロシア 私の故郷よ
母なる大地 大いなる祖国
(関 鑑子訳)
オクターヴを有効に使った印象的な前奏、低い音から静かに始まるワルツ。
旧ソ連音楽界の重鎮
ヴァーノ・ムラヂェーリВано Мурадели(新暦1908年4月6日-1970年8月14日)1959年の作品。
※井上頼豊監修『ソビエト歌曲・合唱曲選集』(音楽センター)では1957年となっていますが正しくは1959年です。
作詞は
ヴラヂーミル・ハリトーノフВладимир Харитонов(1920年6月24日-1981年8月14日)
※偶然ですが二人の亡くなった日は同じです。
♪秋草咲きかおる モスクワ郊外を
歩めばなつかしい 小川よ野原よ
あさやけ映えわたる 林を過ぎれば
やさしい白樺は 私にささやく
ロシア、ロシア、豊かな大地よ
ロシア、ロシア、私のふるさと
(蒲生眞人訳「ロシア−私のふるさと」)
≪ロシア語歌詞≫
♪私がモスクワ郊外を行くとき
踏まれた草の香りが漂う
自然が愛情込めて私にささやく
その秘めた言葉
彼方に夜明けの、隙間から細く見える空が
秋の炎となって燃えている
私の親しい白樺が
私に静かに、静かに語る
ロシア、ロシア
いとしい、自由なる地
ロシア、ロシア
ロシア、私の祖国よ!
(中島章利訳)
≪画像≫
左から/若きムラヂェーリ、後年のムラヂェーリ、ノヴォヂェヴィチ墓地にあるムラヂェーリの墓、ハリトーノフ



4