今回は、クソまじめな話をしてみようかと思います。
ここ近年、宮崎のサーフは「オオニベ」の影響で一気にメジャーになった。
もちろん、オオニベのみならず、シーバスやヒラメ、サゴシ等いろいろな魚をもたらしてくれ、僕たちアングラーにとってもなくてはなら存在でもある。
そのサーフが年々減少してきているのだ。
この場所は、僕が良く行くポイントでもあり、昨年オオニベをキャッチ出来た場所。
宮崎県の東海岸一帯は、季節性の海風による被害を軽減するため、樹海のように松の木が植林されている。
少なくとも、僕が幼少の頃は、松林を抜けると砂浜が広がり、波打ち際までかなり走って海へと遊びに行った記憶がある。
それが今現在の状況はこんな感じ。
凪の日なら、防風林の松林まで波が到達することはないのだが、少しでも荒れると、防風林の丘に波が打ち寄せられ、植えた松の木も海へと流される状況。
この場所も砂浜と呼べる場所は残り10mほどに迫ってきている。
これが悪化すると、行政の取る対策はただ一つ。
これ以上浸食されないためにサーフにテトラや護岸整備を行い波が来ないようにする。
こうなっては、天然記念物でもある、アカウミガメの産卵する砂浜すらない状況。
こうなる原因はいくつかあるようで、一番に挙げられているのが、「ダムの建設と河川の護岸整備化」だそうだ。
今ではダムや、護岸整備のせいで、山から流れてくる土砂が海へと流れず砂浜を形成するものが不足しているらしい。
それともう一つ、潮流の変化とのこと。
最近サーフで海岸浸食について調査している専門家に良く会うのだが、その人の話では、温暖化の影響で数十年前と潮流が変わり、海中の砂自体も移動しているとのことだった。
どちらにしても、原因は
「人間」
釣り人に限らず、サーファーや漁師にとっても深刻な問題。
最後に専門家の人から「
砂浜を守るためにはどうしたら良いと思いますか?」と聞かれた時、「
何もしないのが一番いいと思います。」と答えた。
下手に、サーフの護岸整備を行うと絶対どこかでしわ寄せが人間へと帰ってくる。
浸食される分は仕方ない。自然には絶対かなわない。
僕はそう思うのだが、簡単にはいかないのだろう。
はたして、僕らが年をとって孫が出来たときに「
ここは昔、サーフって呼ばれて砂浜から釣りやサーフィンが出来たんだよ」と護岸された堤防から眺める日が来ないことを祈りたいものだ。

17