「『森』の日々──4」
その兵士の言葉についに女王はいう
女王「あなたのソリにのせていってちょうだい どうかお願い わたくしたちは凍えそうなの」
娘 「いいですとも お乗せしますわ 先生も兵隊さんも」
女王はたぶん初めて心から叱られ人にものを頼むことを学んだ。そしてそれをとおしてこのオペラの冒頭に出てくる兵士のセリフ「かわいそうだとも、誰一人あの子に知恵や分別を教えてやるものがいないんだからな」のとおり知恵と分別をも知ることができたのではないか。しかもそれを教えるのは当の兵士だった。
──なんつーことをあーだろうかこーだろうかなどと考えながら毎日『森は生きている』をやっておりました。
その『森』のツアーも11月下旬に前橋公演(たくさんのお客様にご来場いただきました)にて無事終了。
その日は夜公演で急ぎバラシ(主催の方々にお手伝いいただき助かりました。ありがとうございました!)。
そしてなだれこみお疲れ様自主打ち上げ。が、宿の近くには飲み屋がない! 制作マネジャーの石窪朋が忙しい仕事のあいまをぬってみつけてくれた飲み屋にやっとおさまり各地でお世話になった方々に感謝しつつ乾杯。すでに夜十時半を回っていた。さあ夜を徹する勢いで飲むかと思えど、あまりに疲れていたために12時頃には流れ解散といういかにもこんにゃく座の旅の終わりらしいものでした。