「訳詞について──4」
……だめだ、出てこない。こうなれば仕方がないとフラフラと立ち上がり本棚から中島みゆきお姉さまの詩集なんぞを取り出してめくっているうちに無意識に目がたどった言葉から知った曲がいきなり頭になりだした。「夜を往(ゆ)ーけぇ!」。
だー、これだこれだってと思いみゆきお姉さまのお住まいになる東の方(かどうか知らんが)へかしわ手を打ちははっと頭をさげつつ使わしていただいた。その結果できたのが次のフレーズだ。
「やさしく しずかに よるをゆけ やみふかく たたずむ わたしのうた」
このフレーズはほんとにまったく「よるをゆけ」という言葉があったからできたといっていい。