「彼女たち──3」
大島弓子といえばやっぱり「綿の国星」だろうか。ボクはこの作品は一作目だけは好きなのだがその後がどうもだめなんだな。「綿の〜」はかなり長く連載されたけれど出だしと違ってどういうわけか一般的な評価はあまりよくなかったようだ。ぼくもそのへんが不思議だ。作者自身はとても気に入った作品となにかで読んだことがある。
素晴らしい作品はたくさんあるね。「アポストロフィー・S」←こーれはなんつーかいまだに題名の意味が不明だがよいっ! 「雨の音がきこえる」もいいな。えっと「夏の夜の貘」(「つるばらつるばら」所蔵・角川書店アスカコミックス)も良いっ! これは精神年齢だけ大人になってしまった8才の少年からみた家族模様が主スジでこれがまたすごい。詳しい内容は書かないけれどこれは一度読むべきものだと思う。もう、ね、ラストがいいんだよ! ラストが、お客さん。
この単行本には他に「つるばらつるばら」と「山羊の羊の駱駝の」と言う作品が入っているけれどこの二つもとてもアバンギャルドで不思議な作品だ。この人自分でも言ってるけれどタイトル思いついてから書き出すらしい。ほんとにそう思えるね。