「コンサートの日々──4」
笑ってしまうのだが「花の名」の稽古は1996年頃からやっていた。思い出したように稽古をしていた。一人でやるんだからいつでもどこでもできるのさ(^_^;)。
そうしてそのうちに作曲者の萩さんと初演メンバーの竹田恵子さんにおずおずと「そういうふうにやってみたいんですけどねえ……」と相談するとご両人とも「絶対無理! 不可能! 大反対!」とのお答え。
たははは……。作曲者と初演メンバー(しかも恵子さんは僕の師匠だ)に大反対されてしまってはどうにもならない。
やはり演奏は不可能か……がっかり……。と思っていたおりのこと、ある日知り合いから「ちっちゃなコンサートをやるから何かちょっと歌わない?」という声をかけられた。ちっちゃいんだからいいか誰も知らないし、などと勝手に思い、作曲者から無理だと言われてはいたが「差し止め」はくらっていないよな(と勝手に思い)、試演会のつもりでやってみようということになった。
秘密裏に行われた「花の名」試演会は、まあ、不評ではなかった(たぶん)。後に萩さんに恐る恐る「ええと、実は……ちょっとやってみたんですよ」というと彼女は「ふーん、音があったら聴かせて(--#)」てな感じであった。
よおおし、僕だっていつまでも生きてるわけじゃないんだよなちくしょう、ということで、ついに2006年6月21日、ムジカ音楽・教育・文化研究所のミニホールで決行した。
なんと当日は萩さんも恵子さんもご来場していただいた……。