2008/7/24

どば、と雨が降ったら日が照って、
蒸し暑いったらありゃしない。
とある家の前を通ると、土間に面したサッシが開いていた。
この暑さにエアコンなしでがんばってるのか。
と、土間に行き倒れた犬と目が合った。
丸い目が訴える。
「あちいよ、たまんねぇよ」
飼い主さん、どうかヤツにクーラーを。
やっと、映画EARTH(2007)を観た。
テレビで予告編を見て以来、観たいと思っていたのだが、
映画館に行きそびれてしまった。
ふらりと入ったレンタル店でDVDを見つけ、
喜んで借りてきた次第。
が、期待が大きすぎて、
見終った今、ちょっと不完全燃焼気味。
ふだんから動植物ドキュメンタリー番組が好きで、
とくにBBCフリークの人なら
たぶん皆、同じような感想を抱くんじゃないかなぁ。
映像自体はとても美しいけれど、
どこかで見たことのあるような画をつないだみたいだ。
この映画では、ゾウと白クマが象徴的に扱われていた。
乾いた大地を水を求めて旅するゾウ。
親子や集団の絆、過酷な旅が描かれる。
白クマは絵になるし、
その生態は地球温暖化の影響をもろに受ける。
流氷の少ない海に彷徨い出る白クマ。
危険な獲物に手を出すほど飢えた白クマ。
が、目新しさには欠けてるし、
「地球」と名を打つには、扱う動植物の数が少なすぎる。
とはいえ、
すごく気に入って、何度も見返したシーンもあった。
僕の一押しは、オシドリの巣立ちの場面。
オシドリは水鳥には珍しく、巣を森の中に作る。
それも高さのある木のうろに。
くりりとした目の母鳥が、地上からヒナを呼ぶ。
すると羽根もそろわない雛たちが、
ていや、ていや、と樹上の巣から地面にダイビング。
枯葉の絨毯で小さな体がバウンドする。
その姿のいじらしいこと、かわいいこと。
母鳥はヒナを集め、坂の向こうに消えて行った。
それから
短いシーンだったが、吉野の桜もよかった。
あれは2004年だったか、吉野に出かけたとき、
BBCのクルーが来ている、と現地で評判だった。
これはあのときの桜の映像なのかなぁ。
桜がみるみる咲いていく山肌は、
個人的な感慨も手伝って、感動的ですらあった。
もともと‘地球’を96分で表現することが無理な話だ。
万人の納得する作品なんて出来はしないだろう。
逆にいえば、がんばっている方かもしれない。
動物マニア入門編としておすすめします。
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