今日は19日。ダライ・ラマ法王がインドへ帰国される日。法王は東京、熊本、金沢で、講演や法話をなされた模様。そして明治神宮や西本願寺へも参詣/参拝されたと聞く。この間、日本のメディアはその行脚の模様をほとんど伝えていない。何かに遠慮しているのであろうか。卵や水を投げて騒いでいるお坊っちゃん達のはしゃぎを垂れ流すのもよいが、その卵や水にさえ窮している人々もいるこの広い地球の現在。流浪の民族の帰還と迫害された宗教の復権、さらには領土奪還を目して気の遠くなるような行脚を続けられておるお方の、せめて後ろ姿なりとも映させていただきなさいな。
チベット全図。この地域はわずか30数年前までは独立国であった。今は中国中央政府に浸食されている。一目瞭然にその侵略具合が視覚できる秀逸な地図だと思う。法王が帰国される場所はここではない。亡命政府のあるインド北西部のダラムサラへ帰られる。無礼な話ではあるがそれが現実。
この地図は先日
チベット学者の石濱さんのサイトから紹介していただいた。『チベット白書』(ペマ・ギャルポ著)という本に載っている地図。
法王の演説を載せておく。
ダライ・ラマ法王14世による五項目和平プラン
法王の主張される『平和への緩衝地帯としてのチベットの重要性』はその地図を見れば眺むるほどにますます頷かざるを得ない。中国とインドを代表とする周囲の大国の間に位置して緩衝の役廻りを担える民族は達観の民族=チベット民族クラスではないとなかなかに難しいからだ。
今もベトナム国境やビルマ国境などで続いている軋轢はチベットが独立国として立っていた頃にはもっともっと中和されていたものだったのだと想像できる。
(昨今、上海あたりで軽々しくちょこまかしている諸君にも読ませて上げたい。歴史認識と人類の叡智の重み、、、。勉強になるよ、、、。)
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