今日は20日、ダライ・ラマ法王はそろそろインドに帰着される頃。
ダラムサラを基点に再び遥かなるチベット再生の道を歩きはじめられるのだろう。
しかしながら、もう一人のラマは失踪したままだ。あれからはや10年が経つ。どこかを流浪しているならばそれでよい。しかしながらその可能性は低く、閉所で卵や水にも窮しておるのではと案じられる。
ーーダライ・ラマ14世がゲンドゥン・チューキ・ニマ少年をパンチェン・ラマ11世として公式に認めたのは、1995年5月14日のことだった。その日からすでに7年以上が経過している。少年は、認定発表の日から何日もたたない5月17日、両親とともに姿を消した。中国の警察に拘引されたといわれている。チベット仏教の伝統によれば、パンチェン・ラマはタシ・ルンポ寺で養育され、適切な宗教教育を受けることになっている。しかしゲンドゥン・チューキ・ニマ君は、いまだ極秘裏に拘留されたままである。ーー
「 ゲンドゥン・チューキ・ニマ少年の失踪 」より抜粋
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