2012/2/9
眼鏡男子 記録

どもー、海渡です。
最近目の疲れを感じるようになり、その原因が長時間コンタクトをつけているためだと分かったので、人生で二本目の眼鏡を作りました。似合ってますかね?^^
先日、東温市見奈良、つまり劇場のすぐ近くにある重信中学校へ、「働く人に学ぶ」という授業の講師として、生徒の前で2コマ講話をするというお仕事を頂きました。
普段自分は表現を通して感動を伝えるお仕事をしているので、講話の内容に関して聞いてて良く分からない事、疑問に思う事もあるかもしれません。なので、ちょっとでも引っかかる事、理解出来て覚えたいと思った内容だけ拾って頂ければ良いかなーと思います。
なんて前置きのセリフを言って、自分の経歴、俳優になるためにどんな道のりを歩んできたのかを話しました。
そして、生徒とのQ&Aコーナーで生徒との交流。最後に、生徒に伝えておきたいメッセージを伝えて終わる、という流れでした。
感想としては、まだ中学校一年生であるため、知らない大人との距離感が上手く掴めない子が多いな〜という印象。
しかし、振り返ればこれは先日母校である今治南高校の生徒とのトークショーの時にも感じたことである。
Q&Aの時間になった時、手を挙げる子の少ない事(笑
手が挙がったとしても先に質問した積極性のある子ばかり。
僕自身、あるいは俳優という職業に興味がないのかなーと寂しさみたいなものさえ感じました(笑)
礼儀をわきまえるという事は確かに大事なことなんだけど。失礼になるんじゃないかとビビって何も質問できないという事になると、その質問を待っている空白の時間がもったいない。
むしろ、失礼を承知でガツガツ質問してもらえた方が気持ちいい。若いうちは変な気遣いをして小さな失敗を恐れるなんて事はしなくても良い。
ちょっとやんちゃなくらいがいいのにな〜なんて思いながら仕事を終えました(笑)
以下、授業の最後に伝えたメッセージ。
これは、詩人の相田みつをさんの禅のお師匠さんである方の言葉です。
「昨日は過ぎてしまってもうない。明日は来てみなければわからない。
大切なことは、今日只今の自分が
どう生きているかという事である。」
例えばの話ですが、明日自分の命もしくは大事な人、家族を失うとしたら、何をしたいですか?
3/11、たくさんの人達が地震と津波によって亡くなりました。
しかし、その人達のほとんどが、3/10に自分の命が明日亡くなるとは思っていなかったと思います。
想像して下さい。
明日、命が無くなるとしたら。
今と言う時、近い将来の時間を大切に生きたいという気持ちが出てくると思います。
極端な話かもしれませんが、私たちはそう感じながら生きていくことが大切だという事を、あの震災から学びとるべきだと思います。
今私は何のために生きたくて、そのためには今何をすればいいのか。具体的に動くためにはどうすればいいのかという事に常にアンテナを張って。
一日一日のその時を充実させていくという気持ちを持って生きて行って下さい。
偉そうなこと言っちゃったなーと思いつつも、今一番自分が自分に言い聞かせていて、なおかつ伝えたい内容を伝える事が出来て良かったなーという、充実感を感じました。少しでも、生徒たちの糧になっていればいいなと思います。
では、また。
1
2012/2/2
「鍛」

ども。海渡です。
あっという間に1月が去り、2月に入りました。
1月には長期休暇があり、ゆっくりと身体を休める事が出来ました^^
また、坊っちゃん劇場の次回作である「幕末ガール」に出演することが決まり(10月まで)、そのために東京へ稽古に行ってきたりもしましたね。
まだ内容は書けませんが、全体的に、誓いのコインとは全く色合いの違う、今までの坊っちゃん劇場の作品には無い面白さを持った作品となりそうです。
そして、昨日の公演にはなんと!僕の母校である今治南高校の生徒が観劇に来てくれました^^
僕がいた頃はとてもやんちゃな生徒が多かったのに、今回出会った生徒たちは、シャイで、でも好奇心に満ちた素直な雰囲気を持った子達が多かったなあ。
公演が終わった後に、生徒たちに向けて僕だけのトークショーの場を設けて頂き、10分間の間に様々な事を、生徒からの質問に答えながらお話しさせて頂きました。
「近い将来へのビジョンを持ちながら、今と言う時を大事に生きる」という事を、今の自分を例えに使ったり生徒の立場に立って考えながら伝えました。
3・11の地震よりももっと大きな地震、不慮の事故などにより、明日にでも自分や家族、大事な人の命が無くなるとしたら・・・ちょっと極端だけど、本当にそうなるとしたら、今まさに過ぎている今という時間を、頭も心も体もフルに使って大事に生きて欲しい。
そして、昨日より少しでも成長しながら、幸せに生きていって欲しい。
心から、そう願いながらトークショーをさせて頂きました。
生徒にもそんな思いが伝わったのか、見送りの際手が足りないくらい握手を求められる事となりました(笑)
南高で僕自身学んだ事といえば・・・校訓の「鍛」という字とその意味から多くのものを受け取りました。
人間は、頭も身体も心もバランスよく力をつけて行ってこそ、その真価を発揮出来るものだと思っています。
文武両道という言葉もあるように、何か一つの事だけに優れるのにとどまらず、様々な事に対して、興味を持ち、学び、心身ともに成長していくのが理想だと断言できます。
つまり、人間誰しもが、いくつになっても旅の途中。命が尽きるまで勉強だという事。一生涯を通じて「鍛え続ける」のだという事。
今も僕の中でその信条は生き続けています。
本日は久しぶりの2回公演でしたが、クオリティを維持しつつ、無事やり遂げる事が出来たと思います。
残り少ない誓いのコインの公演を、一回一回大事に立って行きたいと思います。
では、また!
16
2012/1/10
謹賀新年 記録

皆さん、明けましておめでとうございます。
なんだかんだでもう新年明けて十日経ってしまいましたね。
早い早い。
この荒波のように過ぎていく時間を大事に、有効に活用していく努力をする。
これを目標に今年も走って行きたいと思います。
昨年は忘れられない出来事が、日本でも世界各地でも起こり続けた、とにかく大変な一年でした。
その出来事によって、ネガティブにならざるを得ない状態になった人も沢山います。
僕と言う個は、とてもとーーーーっても!ちっぽけな存在ではあるけれど。
そんなネガティブになっている人、ちょっと気持ちが浮かない人、なんか刺激が欲しいなって人、、、、
色んな思いを背負って劇場に遊びに来てくれた人に対して!
絶対に満足出来る「心のお土産」を渡したい。そのためには出来うる限りの努力をしたいと思います。
先の日記にも書いた、今の時期は悩みやすい時期だってことも、舞台とは関係ないプライベートな事。本番が始まったら魔法のようにスイッチを切り替えて、お客さんを楽しませる事に全力を出し尽くします。
それが、俳優のお仕事。僕が人生を賭けてやりたい事。
どうか今年も、宇高海渡を宜しくお願いします。
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2011/12/27
23歳になって
っども〜海渡です。ほんと気まぐれな更新ですみません(笑)
10月、11月と、なんだかんだやる事が沢山あって、公演⇒稽古とか用事とか⇒家事+就寝⇒公演・・・みたいな生活の繰り返しでした。
週に一回の休日にもダンスのレッスンを入れてるので、完全に体が休まらない状態になってしまったりと、余裕なくも楽しく充実した日々を送れたように思います。
そして今は正月公演までの、束の間の休暇期間でござい。
で。先日の12月16日。23の誕生日を迎えました。
ね。もー何だかね・・・早いですよ(笑)
こないだまで18の若造だったのに、もう23の立派な「兄さん」ですよ・・・
こんな事言うと年上の方から「まだまだ若造よ」なーんて言われそうですが。
現代の感覚ならそうですが、昔の日本ならもう立派な男として認められる年齢なんですよ。
いつまでも子供のような感覚でいられない、もっと落ち着いて、人に、物事に、社会に、世界に、自分自身に対して、向き合っていきたいと思わされるのです。
24,5歳っていったらもう立派な大人・・・子供の時からずっとそんなイメージがある。
今となってはもうその年齢が目の前に迫ってきているというのに、大人になり切れてなさ過ぎる自分に焦りを感じてる(笑)
これでいいのか?これからどんな人生を歩んでいくのが自分にとってベストなんだ?なんて、考え始めるとキリがない事を想像してボーっとすることも少なくない・・・。
そう考えると、ホントに23って中途半端な時期だなーって思う(笑)
「社会人」としてそれぞれにスタートして、まだまだ経験値が足りないなりに、目の前のやる事に立ち向かってぶち当たってみて・・・挫折や失敗を経験しながらもだんだん自分の課題とか目標が出来上がって。
ちょっと余裕が出来た時、「さあこれからどういう生き方するよ」って、色々悩みやすい時期じゃないかと思う。
実際話を聞いてみると、そういう人達が多い。
企業に勤めてた友人は、会社の方針と現実とのギャップが受け入れられない(という言い訳かもしれないが笑)と、辞表を出し、別の企業に再就職した。
保育士として子供を相手に毎日奮闘している友人は、今の自分の生活に満足はしているけれど、これからの事も想像することはあるという。
色んな人生があるけれど、この時期はやはり皆悩みやすいらしい(笑)
うーん。悩んで悩んで・・・答えがちゃんと出てくる頃にはもう24になってそうな気がしないでもない(*^^)
さて、誕生日を迎えて数日後。
クリスマスです。
日本人はクリスチャンでもないのに、なぜかこの時期は異様に意識して盛り上がりますが(笑)
僕も今年はその流れに乗り、家族とパーティーをする事にしました♪
実家にて、母方の祖母、母、叔父、兄、姉夫婦+姪っ子、従妹夫婦が揃い、それぞれに腕をふるって料理を用意して、パーティーを楽しみました。
高校を卒業してすぐ上京し、4年間東京で生活していたので、家族とゆっくり過ごす時間が無かった自分。
久しぶりに同じ場所で過ごす時間が作れて、本当に幸せだなーと。
愛媛県に帰ってきて本当に良かったなーと、しみじみ感じてます。
で。
今は実家から寮に戻ってきて、この記事を書いてるところ。
充実した休みを満喫した後は、楽しい楽しいトレーニングが待っております・・・(笑)
今日からまた、気持ちを新たに、年末のイベントや元旦公演に向けて、コンディション調整に励みたいと思います☆
応援して下さいな!
それでは皆々様、良い年をお迎え下さい(^u^)

5
2011/11/1
WSin大三島レポート

ども。海渡です。
今回こそゆるーく日記書くかなーと思ってたけど、タイトルからして硬くなってしまいそうな予感(笑)
昨日、愛媛県大三島にある愛媛県立今治北高校大三島分校にお邪魔して、WS(ワークショップ)をさせて頂いた。
そもそも、WSって何やるの?という方もいらっしゃるかと思いますので簡単に説明すると、自己表現、コミュニケーションに必要な思考、考え方を、身体を動かすゲームやディスカッション等を通して学ぶ、という具合でしょうか。
WSというのも色んな狙いやそれに基づいた構成がありますので、一概にこれだ!とは言えませんが。
で、今回のWSのテーマはというと。
「学力向上チャレンジハイスクール(言語活動の充実)の一環として、生徒たちの言語意識を高める。自己表現の面白さ、大切さを理解させる」といったもの。
それをおよそ1時間45分(二時限続けて)で、という贅沢な授業だ(笑)
今回は僕一人ではなく、同じ今治出身の俳優、柳原悠二郎さんと二人で行った。
生徒の人数は60名。全校生徒参加である。会場は講堂(体育館としても使える)。
まずは、身体を動かす作業から始めた。(全体で行う、所要時間約5分)
バリジャンベという楽器を使って、リズムを作る。そのリズムに合わせて生徒に
空間を埋めてもらう。
これは、すれ違う相手との距離感や全体の動き、リズムの違いによって自分にどんな感覚が生まれるかと言った事を観察してもらうエクササイズ。
友達と楽しくおしゃべりをしながら歩くのではなく、一人一人が集中力を持って空間全体を出来るだけ隙間なく埋める、という演劇的狙いも含んでいる。
生徒は、皆どんな感じでWSに参加してくるかなーと思ってたら、積極的に内容を理解し、参加しようという意識の子が多かった。初めは戸惑いながら歩いてたけど、だんだん自分の好きな身体の使い方で歩いたり、工夫して空間を埋めようとするなど、呑み込みの早さを感じさせられた。
次に、仲間集めゲーム。(ここで60人を二つのグループに分けた、約5分)
これは、例えば進行する側(つまり僕)が、「好きな果物!」というと、参加者側の誰かが、「リンゴ!」と反応する。そうすると、リンゴが好きな人はその人のところへと移動する。もしリンゴ以外の果物が好きなら、その果物を発言⇒他の参加者が集まるか発言する。という流れ。
最終的には、それぞれのグループに固まってもらい、その果物を発表してもらう。
ところが、なぜか発表していくと、同じ果物を選んでいるグループが二つある、という事が起こったりする。全体で集中し合ってお互いの声を聞いていないと、
それぞれの場所で意見が飛び交っていて、誰が何を言っているか分からなくなるからだ。その集中力を養う事と、お互いの主張を認めあい、なおかつ自分の選択をするということの訓練が狙いである。
次に、デスウィンク。(ここで、さらに4つのチームに分かれた、20分。)
これほどエキサイティングなゲームはあまりないであろう(笑)
これは、15人ほどの参加者の中に、3人の犯人役を作り、犯人役がそうでない参加者にウィンクをすると、「5秒後に」死ぬ、というゲームである。
ゲ-ムの進め方は、限られた空間の中で、犯人を含む参加者は空間全体が隙間なく埋まるように歩き続ける。
そして、犯人以外の参加者は、自分たち全員が殺される前に、犯人を見つけ出さなければならない。
なぜ「5秒後」かというと、犯人役がだれかすぐに分かりにくくするためである。
犯人を見つけた時には、誰かが死んでしまう前に挙手し、進行する側に、発言する事を示唆する。
もし、犯人ではなかった場合には、その発言した参加者も死んでしまう(空間から外れる)。
これは、ゲームの内容がとても面白く、WS参加者に楽しんでもらえる事が多い。狙いは、空間を埋める作業と、犯人が誰かを発言することで、自信と、ちょっとした勇気を持って意見を主張することの訓練である。
デスウィンクが終わった後、5分間の休憩をはさんだ。
休憩後にYES,BUT・YES,ANDゲームをした。(2人1組。5分〜10分)
これは、YES,BUTの場合は声を掛ける側と、掛けられる側になり、声を掛ける側は「ねえ〜きょう喫茶店に行こうよー」などと声を掛ける。
その誘いの言葉に対し、掛けられる側は、「えーでも今日ワンちゃんの散歩があるから難しいなあ」などと何か理由をつけて断る。
このやり取りを繰り返し行う。
そしてある程度(2〜3分)経ったら、今度はYES,ANDを行う。
こちらは掛ける、掛けない側と限定せずに、どちらかが「ねえー今日富士山に登りに行こうよー」と声を掛けたら、掛けられた方はまず「いいねー!」とその提案に同意する。そして、「じゃあさ、富士山のてっぺんで僕は死にましぇ〜〜んって叫ぼうよ!」などと、声を掛けた側の提案に繋げて新しい提案をする。
その繰り返しをお互いにしていき、最後にはとてもスケールの大きい話題(世界旅行、宇宙探検など)にしていく、というゲームである。
コミュニケーションにおいて、話を発展させる思考、相手の意見を受け入れる考え方を養うといった狙いがある。
生徒たちは、これが1番シンプルで狙いも分かりやすかったのか、ワークが終わった後納得したような表情をしてくれている子が多かった。
最後に、感動トークをした。(それぞれ6人1組のグループに分かれる、45分)
これが今回のWSの目玉で、6人で車座になってもらい(今回は椅子を使用)、
最初に誰か1人最初に話す人を決める。
話す人は、1分間で、自分が今までの人生の中で、1番感動した出来事を話す。
その後、2分間で、感動トークをした人に対し、聞いていた残りの5人が、「途切れないように」そのトークの内容について聞きたい事を質問し続ける。
次に、再び1分間で感動トークをした人の右隣の人が、感動トークをした人の話していた内容、身振り手振り(身体の使い方、話し方)を真似て、あたかもトークをした人がもう一度トークをしているかのように演じる。
そして、1分間で、最初にトークをした人のやってみた感想、その人のトークを真似てトークを演じた人の感想を発表してもらい、残った時間で、メンバー同士の感想を話し合ってもらう。
ここまでが一つの流れ。終わったら、今度は真似た人が、自分自身の感動トークを発表する。(右周りに交代)
(1+2+1+1=5分、6人×5分=30分)
これは、自己表現、他人の意見に耳を傾ける、受け入れる事など、今まで行ったエクササイズで刺激した感性を応用してみようという狙いがある。
具体的にトークや質問をするという行為をしてもらう事で、今回のWSでどれぐらいコミュニケーションにエネルギーが必要か、またその重要さ、奥深さに触れてもらえたらという意図もある。
生徒は皆、事前に考えて用意していたトーク用のカンニングペーパー(笑)を駆使しながらも、そのワークに積極的に取り組んでくれていた。
そして、1時間45分は気付いたらあっという間に過ぎていた。
最後に、「今は、大三島の学校という狭いコミュニティーの中で生活しているから、限られた自分と親しい人と接する機会の方が多いと思う。けれど、社会に出ると、自分とは距離がある、あまり好きではないと感じる人とも接する機会があるだろう、そんな時に、今日やった事をちょっとでも思い出してみて欲しい。皆さんの未来が明るいものになる事を願っています。」
みたいな事を言い残して、帰路に着いた。
個人的に、外部の仕事(本番以外)で、特にやってみたいと思っていたWSの仕事が出来て嬉しかった。
俳優として出来るお仕事は、演じる事だけではない。
コミュニケーションの取り方や人との距離の散り方、普段生活しているだけでは意識していないいわゆる「無意識」の部分の感性を刺激する作業を、それを必要としている人たちに共有してもらえるための機会を作る。
それも立派な仕事になるんだなーと、今回の仕事を通して学んだ。
非常に大きな体験でした。
読んで下さった方、こんな長文に付き合って頂いてありがとうございましたm(__)m
写真は、手作りパスタ「海渡流ボンゴレ・ビアン子←」です。
では、また。
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