今日は、とある小学校の学校評議委員会。教育に特化した見識を持ち合わせているわけではないが、昨年に引き続き、貴重な経験をさせていただくことを有難く思う。
校長先生より委嘱状を受け取った後、午前最後の授業を参観。全学年1クラスずつの小規模校のため、小1時間で全クラスを見た。世間で言われる学級崩壊などの問題はかけらも見当たらない学校で、昨年同様、微笑ましい姿を垣間見る。もちろん、情緒の不安定な子どもや、いじめの存在はゼロではないという。そうは言っても、全国的に言う教育現場の問題からは、はるかにいい環境だろうと感じる。
お昼は6年生と給食。「いただきます」前の歓迎セレモニー(学校活動を班ごとにブリーフィング、リコーダー&ピアニカの合奏)に恐縮しつつ、その殊勝な姿に小学生の純な姿を感じた。
去年は3年生と一緒だったため、どう話をあわせようかと気を使ったが、6年生ともなればその必要はなし。「学校楽しい?」「うん!」、「いつもどこで遊んでるの?」「港!」。う〜ん、頑張れ少年少女たち。
午後は、校長・教頭・教務主任の先生方と評議委員6名で意見交換。主な論題は、二学期制と学校の安全について。既に導入された二学期制はについては、父兄もまだその判断ができないようである。通知票が1回減になり、それに付随して、学校・先生の負荷が軽くなり、その時間を授業時間に当てられるという効果を生み出すということだが、年間18時間の時間増が劇的な学力向上に直結するものではないだろう。あまり強調はされないだろうが、週休二日制導入にも関連する教員の労働時間減に寄与するのであれば、それはそれでいいのでは?というのが率直な感想。
もう1点、学校の安全については、田舎の学校といえど、神経質にならざるを得ない問題だろう。池田小の件以降、その雰囲気はやはり高まっている。教頭先生も率直に認めていたように、学校のみで解決できる問題でないことは確かだろうと思う。やはり、学校が位置する周辺地域と一体化した取り組みなしには、実効性は高まらない。
今日も、学校独自の取り組みをという投げかけが委員の方からあり、それはそれで、学校の主体的取組推進という意味で重要な点だろうと思った。ただ、学校のみでは限界があるという点からスタートするならば、やはり、行政なり、地域独自の既存取組とタイアップすることが不可欠だろうと発言した。
各地と同様、この地域でも、地域住民によるパトロールを恒常化させる取組が行政主導のもと行われようとしている。何でもかんでも行政主導でいいのか、という点については、個人的に意見があるものの、学校という立場からすれば、その既存取組とのタイアップを最優先すべきだろう。学校という「場」は、そういった取組に得てして欠けがちな、「拠点」機能を提供することが可能なのだ。
構想を述べるのはたやすい。あらゆる問題に共通するのは、言いっぱなしで手を下す人間が少ないということ。個々人ができることは限られるわけだが、集積すべき個々人の「手」なしに物事は進まない。学校という場に関わる機会を頂いた少々の恩返しに、多少なりとも、自分も「手」を出そうと考えている。