4月から、自治体におけるテロ対策を構築するためのプロジェクトに関わっている。テロ対策というと、どうしても「国が」と思ってしまうし、実際に国が関わる部分が大きいことも事実。だが、これも地震と同様、まずはその現場で被害が発生するわけで、現場なり現場に最も近い自治体がどう対処するかは、その後の被害の拡大、被害を受けたその人の生死に大きく関わる。
このプロジェクトで実際にやっているのは、天然痘テロが起きたという前提でシミュレーションを行いつつ、図上訓練・実働訓練のシナリオ化するというもの。約3か月かけ、専門家や実務担当者、アメリカの事例などを加味しつつ練りに練ってきた。ようやく、「検討」の段階を超え、あとは量は膨大なものの、あまり頭を使わなくても良い「作業」の段階に入ってきたところだった。昨日までは。
ところが、首長さんの一声で、シナリオがやり直しに。まあ、ご尤もな指摘でもあるのだが、それにしても3か月で練ってきたモノをあと3週間で再構築しなくてはならない。関わってきた人が多いだけに、一部の人だけで直せばいいわけでなく、関係者への説明・調整作業もいる。これぞ「危機管理」か、と一緒に作業させてもらっている方と笑いつつ、実はゲッソリ。
まあ、せっかく天然痘テロなどというタコ壺に入ったわけだから、もうちょっとガンバってみようかなとは思う。それにしても、こんなときに限って、やるべきその他の作業が山積みなんだな…。