古くて新しい問題、政治とカネ。参議院選挙前から注目が集まり、今なお、毎日のようにメディアをにぎわせています。これはヒドイと思う問題から、重箱のスミの話だと思う話題まで、ぐちゃぐちゃだなというのが率直な感想です。
時流に流されるのはキライですが、この問題に関しては、世間一般の論調と同じ。私の基本的考えは「全部表に出すべし」です。主な理由は3つあります。
1.元は税金だから
2.税金かからないから
3.権力に関わるお金だから
一つ目。全部ではありませんが、政党に所属して政治活動を行う人間の活動費には、元をただせば税金の部分があります。政党交付金という国から政党に支給されるお金が、政党を通じて、各地域での政治活動費として使用されます。自分のお金をどう使おうと、それは個人の勝手。ですが、税金が元ですから、使途を明らかにすることは当然でしょう。
二つ目。寄付など様々な形で、税金以外からも、政治活動の費用が集められます。そうして集められたお金に税金はかかりません。必ずしも給料と同列に考えるべきではありませんが、税金がかからないのは、そのお金の使途が「私益」のためでなく、「公益」のためであるがゆえ。非課税という特典を受ける以上、その「公益性」を証明するためにも、表に出すべきでしょう。
三つ目。政治活動の多くは、権力の行使に行きつきます。お金が権力のあり方をねじ曲げてきたのは、数千年前から変わっていません。だとすれば、権力の付近にあるお金が、「権力のねじ曲げ」に使われていないことを、常日ごろから明らかにしておくべきでしょう。
細かい点を考えれば、あまり乱暴に、あまり情緒的に、政治とカネを取り扱うべきだとは思いません。ですが、「事務作業が煩雑になる」などという反対意見は論外。会社だったら、「できない理由を考える暇があったら、どうやったらできるか考えろ」と上司にひっぱたかれるのがオチだと思います。
真面目に活動しようと思えば思うほど、かかるお金はかかります。だからこそ、そうした実状を理解してもらうためにも、その使途、その入口は、表に出すべきだと考えています。
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