政治とは何か?「政治」を定義する場合、様々な答え方があると思います。国民の生命と財産を守ること、多種多様な意見を集めて合意形成すること。最も基礎的な定義の一つには、税金の使い道を決めること、という定義もあります。
木曜日(20日)、来年度の予算原案が出ました(
財務省・
平成20年度予算財務省原案 参照)。総額83兆円、公債金(借り入れ)25兆円、国債費(返済20兆円)という内容。例年どおり、借金で借金を返す自転車操業予算であることに、変わりはありません。
例年であれば、年明けの2月、「原案どおり可決」にて、この予算はそのまま来年度予算として成立します。ですが、今回はどうなるか。予算についても衆議院の先議権(衆議院の議決が優先される)があるので、与党がそのまま通すことは可能です。ただし、年度内に成立させなければならない必要性などから、そう簡単にことは進まないと思います。
道路特定財源のあり方や暫定税率の話題はニュースに出ているとおりです。街頭でも話しているとおりですが、道路にしても何にしても、「同じ土俵の上で優先順位をつける」ことが大前提。はじめから、「これは道路予算」などと言って、効率的な予算配分など、あり得ないと私は考えています。
もっとも、道路関係予算全否定論に、私は賛成しません。例えば、電柱の地中化。街を歩いていて、通りを走っていて「ふと良い気分」を感じるわけです。災害対策、道路交通、景観形成など様々な観点から、これからも、進めていくべき事業の一つだと思います。
ただし、カネはがかります。100メートルあたり6,000万円が平均コスト。こうした事業にどの程度の税金を配分するのか。この優先順位付けは、「道路」の枠内で済ませるような話でなく、今言われる医療問題なり、社会保障案件全般、教育もその他インフラ整備も含めた、「同じ土俵の上」で行うべきです。
同じ土俵上での優先順位付けのために、道路特定財源の一般財源(使途限定なし)化は不可欠。道路も大切ですが、相応の医療体制・医師の確保も大切じゃないでしょうか?神奈川県のこの地で、「定員オーバーですから、別の産婦人科での出産をお願いします」という言葉が、既に用いられてしまっているのですから…。
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