すっかり更新が途絶えてしまい、お叱りを受けることもしばしば…。「日々変化する世界、社会の動きを踏まえ、政治の動きをタイムリーに共有しあうために」と、街頭で語りつつ、小休止してしまいました(反省)。
さて、最近、「慣性のチカラ」を強く感じています。慣性とは、『止まっているモノは止まり続けようとし、一定のスピードで動くモノはそのまま動き続けようとする』性質。昔、中学校の理科で出てきたことを思い出します。
道路特定財源の話。実は、「25円ガソリン値下げしましょう(暫定税率廃止)」とのみ叫ぶことに抵抗があります。ガソリン税問題の本質は、道路「特定財源」の一般財源化にあると考えるがゆえです。
東名も、もちろん小田厚も、西湘もなかった昭和29年に作られた道路特定財源という制度。50年以上にわたって、日本全国の幹線網も整え、経済の血流でもある流通、経済活動の基礎となる人間活動の移動を支えてきたことは間違いありません。
しかし、今、問われているのは、「今なお、この『血流(道路)』整備を特別視しなければならないのか」ということです。私は、50年前とは全く状況が変わっているというシンプルな立ち位置に立って、道路特定財源の一般財源化を主張しています。
道路特定財源の維持or一般財源化の議論をしていて、また聞いていて、いつも感じることが「慣性のチカラ」。一度始まってしまった制度は、「そのまま動き続けようと」し、なかなか変えることが難しく、改める必要性を合意することに大変な困難を伴います。
「利権構造があるから」とか、「思考停止だ」と紋切り型の批判を叫ぶことは簡単ですが、そうした不毛な論争を続けたくはありません。もう旧来の形式的な与野党対決の時代は終わったはずです。
地域ごとに優先順位を定め、優先的に税金をつぎ込む分野を地域が決められるよう分権化を徹底し地域主権国家をつくるべきと主張してきた民主党と、小泉政権時代から道路特定財源の一般財源化を掲げていた自民党の間で合意ができないとは思えません。まあ、小泉時代が終わった自民党内の抵抗がスゴイことは想像できますが。
物事には優先順位があります。そして、税金を配分すべき優先順位は、必ず地域ごとに異なります。雪国の山奥の町が「道路最優先」とするのは理解できますし、今なお人口が増えている町が「産婦人科の体制整備最優先」とするのも当然。地域ごとに異なる優先順位を満たせる制度をつくるため、『慣性のチカラ』を超えて、新しい制度に衣替えする時代だと、私は確信しています。
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