ずいぶんとご無沙汰しちゃいました。。
さて、最近気になっているのが、○○至上主義。
内政においては、福祉至上主義、市場至上主義、財政至上主義など。外交においても、軍事至上主義、外交至上主義、国連至上主義など数えればキリがない。スタンスも主張も全く異なるが、これら○○至上主義に見られるのは、唯我独尊、一方的思い込み、得てして論拠無しである。
色々と理屈はつけてあるが、要は好き嫌い。全体を考えて、タイムスパンを考えて、自らと相手を考えて、原因と結果の因果関係を考えて…、という冷静さと厳密さは見受けられない。
言いたいことは、○○至上主義の無意味さである。氷河期における人類生存が食糧確保の一点に集約されるがごとく、単純な現代ではない。無数の主体が無数の意図に基づいて思考し行動し、人間の手に負えない無数の客体要素が相互に連関しつつ変動する。一つの原理に基づいて、一方向性のみを追いかければ解決するようなことはありえないのである。
○○至上主義。確かに分かりやすいしブレもない。何をどうしたいかがはっきり分かる。しかし、それは本気で現実を見られていないからこそ、または見るつもりがないからこそ主張できるのである。
虚構の上にしかなりたたない○○至上主義はあくまでも虚構である。どっちつかずで、わかりにくくて、日和見に見えて…、そんな非○○至上主義のバランス論がこの世の中に本当に必要な存在だと考えている。
だからと言って、現状・現実の政治なり行政がそれでいいとは全く思わない。非○○至上主義とは、現状追認を否定しつつ、極めて分かりやすい○○至上主義を排した苦しみの向こうに出現する。その際、必ず必要なのが、理想、ゴール、最終ビジョンであることに疑問の余地はない。