スキルス胃がんの特徴は発見が難しく、自覚症状が起こり、進行した段階で見つかる事である。症状も胃炎や胃もたれに似ているので放置されやすい。進行すると腹膜播種を起こすので根治手術が難しい。治療には信頼できる医師を選ぶ事が大切。

2011/8/30

スキルス胃がんの発見と治療  

スキルス胃がんの特徴は、自覚症状がないまま進行していくということです。発見されたときには既に初期段階を過ぎており、いわゆる末期がんの状態になっていることもあります。しかもスキルス胃がんの症状は、多くの人が経験したことがあるであろう胃炎や胃もたれの症状に似ているため、症状が出たとしても放置されてしまう事も少なくありません。特にストレスの多い現代社会では胃を痛めている人は多くいるので、あまり深刻に考えられないのでしょう。検診を受けたとしても、スキルス胃がんは見た目にあまり変化を生じさせずに進行していくので、初期段階での発見は難しいとされています。早期発見が治療の鍵とされるがん治療の世界で、スキルス胃がんは治療の難しいがんとなってしまうのです。



気になるのは生存率です。がんの進行は4段階に分けられ、数字が高いほど進行している事になります。1期や2期で発見されるとまだ初期段階だと言えるのですが、3期で発見された場合、5年以上生存できるのは45%、4期の場合は10%程度だという数値が出ています。決して高い数字ではありません。



がんの転移には2つのタイプがあり、スキルス胃がんの場合には腹膜播種という転移がよく見られます。腹腔内に種をまいたようにがん細胞が転移するものです。腹膜播種が起こってしまうことが、スキルス胃がんの恐ろしいところです。この転移が起こると4期に該当するので、非常に治療が難しいケースとなってしまいます。既に腹膜播種が起きている場合には、根治手術が行えない場合が多いです。手術によって病巣を全て摘出することができないのです。手術による根治手術が難しい事が、スキルス胃がんを完治させる事ができない最大の原因でしょう。



病巣を摘出できたとしても、再発率が高いのもスキルス胃がんの特徴です。最近、スキルス胃がんにも効く抗がん剤が登場しています。これは手術後の再発を防ぐために使われたり、既に手術が行えない場合にがん細胞と戦うために使用されます。抗がん剤に関しては日々研究の努力が続けられており、多くのがん患者が画期的な新薬の登場を待ちわびています。



がんの中には、糖尿病のように遺伝的要因を含むものもあります。スキルス胃がんの場合には、ある特定の遺伝の異常がリスクを増大させると言う報告がある為、親類にスキルス胃がんの方がいる場合は注意が必要かも知れません。また、遺伝的な問題ではなく、生活習慣の問題も指摘されています。胃は特に食習慣の影響を受けやすい器官です。



味覚は幼い頃から家庭で形成されるため、親子で食の好みが似ることはよくあります。例えば塩分を過剰摂取すると胃がんの原因になると言われていますが、味付けの濃い過程に育った場合は注意が必要です。塩分の過剰摂取は胃がんだけでなく、様々な病気を引き起こします。先ずは自分の食習慣を見直すことが、病気予防の第一歩となるでしょう。



病気になったら、その道のスペシャリストに診て貰いたいと思うのは当然の事です。実際、医師によって専門はありますし、難しい症例ばかり扱っている医師も存在します。どの病院を選ぶのか、どの医師に診察してもらうのかは、慎重に選んでください。ただ、名医だからといって全てのがんを治癒させられるわけではありません。がんは現代の医学では克服しきれていない病です。過度な期待は禁物です。



確かなのは、例え末期であってもどういう治療方法を選ぶかによって、余命の長さや過ごし方が大きく変わってくることです。自分の人生をどう充実させるかというのは、全ての人が考えることです。闘病生活を送る上で、医師とは強力なサポーターです。精神的にも支えになってくれるような、信頼できる人であることが大切です。医師を信用できなくては、全力でがんと戦うことはできません。家族と、そして医師と協力して、万全の体勢でがん治療に臨んでください。



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