2012/2/19
「鉄の処女」
牡丹雪はげしくて「鉄の処女」ごっこ


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このブログが面白いのは、平知盛のように「見るべき程の事をば見つ。」とImaginationに遊ぶかねこねこ句の絢爛たる極彩色の彩りの素敵さにあるのは言を俟ちませんが、添えられた管理人の写真とのコラボレーションも絶妙なことでしょう。
「牡丹雪はげしくて」からクリムトの「水の精」の藻のような黒衣の水泡を連想し、「鉄の処女」の死の棘から銀の矢のような水の流れを引き寄せる。見事に響き合う。
「写俳」という写真と俳句を一緒にする遊びがつまらないのは、一緒にするからどちらかがどちらかの説明になって俳句的ではないからで、かねこねこ句と管理人の添え写真とのそれぞれ独立していて何の関係も無いが、並べると照応しあうところは、まるで正岡子規や三田村鴛魚の全集や「ホトトギス史」を編纂した柴田宵曲という俳人の句集『宵曲句集』の最後に付録として出てくる「転和」という漢詩の一節を引いて、そこから俳句を唱和する面白さと通じて、実に豪奢な遊びと感服します。転じて和する、「転和」こそこのブログの楽しさでしょう。