みみずくからの伝言

 

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投稿者:とらこ
さつきさん

そんな番組があったのですか。残念ながら見ておりませんが刺激的なお話ですね。

専門外の話をどこまで間に受けていいのかはいつも難しいですね。専門の話ですら判断しかねる時も多いです。修正を繰り返しながらぼちぼちゆっくり勉強していくしかできないのだとは思いますが。

また何か面白いお話がありましたらご教示くださいませ。
投稿者:さつき
12日の午後9時からのNHKスペシャル「病の起源」(第4集 「読字障害」 〜文字が生んだ病〜)をみました。
私の疑問にかかわるタイムリーな番組で、最先端の脳科学の専門家が多数登場して、大変参考になりました。
「読字障害」というのは、文章を読むだけでなく、書くのにも大変な苦労を伴うようですね。
特に印象的だったのは、文字を読んで意味を解する際の脳内での情報の受け渡しが、次のようになされるという点でした。

目→(以下、脳内)視覚野 → 文字の形を識別する部位 → 39野・40野(文字の形を音声情報へ変換する)→ ウェルニッケ野 → ブローカー野 → 前頭葉(意味の理解)
この内、ウェルニッケ野とブローカー野が、言語野と呼ばれる部位だそうですね。
視覚野以外の全てが左脳にあるようです。

文字は一度音声に変換されて初めて言葉としての処理が開始される、というのが新鮮でした。
「読字障害」の人は、文字を示されても39野・40野の活動が不活発で音声に変換できず、その代わり、図象を丸ごと「絵」として認識する右脳の活動が活発になるそうです。
「読字障害」があっても、ピカソをはじめ、芸術家や建築家など、科学者でも発掘された恐竜の骨の形からいろいろと類推して研究を進める人などに名をなした人が多いとか。
この「障害」が人類の進化史と深くかかわっているというのが主旨で、そちらも説得力がありました。

NHKは、時々、最先端のことを紹介する際、学界でのコンセンサスが得られていない内容でも放送したりして、異説を唱える別の学者から反発をかうこともあるので、これをそのまま信じていいかどうかは慎重であらねばならないと思います。
まあ、素人の私としては大変おもしろく、ためになりました。
もし御覧になられたようでしたら、コメントをお願いします。


http://blogs.yahoo.co.jp/satsuki_327
投稿者:とらこ
さつきさん

言葉が足りませんでした。失礼しました。

>>ほとんどの脳活動は左右両方の脳がかかわっている
に触れられていると書いたのは
all existing data shows that we use a 100% of our brains
このあたりを、100%と使ってるということは右も左も使ってる、と適当に読み替えてしまいました。右、左の機能差について述べられていると申し上げたつもりではなかったのですが、左右という言葉が出ていないところにこういう言い方をしてはいけないですね。失礼致しました。
投稿者:さつき
すみません、「右脳左脳の俗説」のサイトURLは下記です。
http://www.geocities.jp/wakashimu/yota/nou.html

http://blogs.yahoo.co.jp/satsuki_327
投稿者:さつき
north-pole さん、貴重な情報ありがとうございます。

とらこさん、

>しかし、
>>ほとんどの脳活動は左右両方の脳がかかわっている
>こういうことは神話4あたりで触れられていますね。

神話4では、左右脳の機能差については何も述べられていないと思いますが?
神話6まであった内の一つが最近削除されて、それが左右の脳の機能差についてのものだったということでしょうか?
なんだか振り出しに戻りそうです。

kikulogから辿って、「懐疑論者の祈り」のwakashimuさんのサイトに「右脳左脳の俗説」というのを見つけました。
Terence Hines、井山弘幸訳 : 『ハインズ博士「超科学」をきる』からの抜粋とのことです。

「言語野と呼ばれる左脳の特定部分に障害を受けると、失語症という機能障害にかかる」
「失語症とは、話すことができなかったり、言葉を聞いても理解できなかったり、あるいは両方できない症状を持つ」

というような機能差については、神話ではないと考えてよさそうですね。

「右脳に損傷を受けて失語症になることは、非常に希ではあるがないわけではない」

つまり、「非常に希」ということで。

「脳科学総合研究センター」のサイト
http://www.brain.riken.jp/jp/aware/work.html
にあるアニメーションでは、「言語野」を損傷すると、失語症になるけれども、ほかの人が話すことは理解できる、というような解説も出ます。
こちらの解説の方が私の父の症状に合います。
いずれにしても、左脳にある「言語野」は、言語を構成する機能を司り、この機能を右脳で代用できる見込みはかなり小さいということで良いでしょうか。

ひとつだけ、
「ほとんどの人間において、右脳だけではできそうにない作業が一つある。それは話すことだ。もっと正確にいうと、右脳は音声を伝達する筋肉を制御することができない。それゆえ右脳だけでは唖になってしまうわけだ。」
と書かれているのですが、
私の父のように、左脳のかなりの部分がやられて、右半身の運動機能の全てを失い、失語症にもなったのに、歌を唄うことだけは達者というのは、右脳が音声を伝達する筋肉を、ちゃんと制御しているのではないかと、この説にも懐疑的になったりしています。

どうも奥が深くて、私のような素人が出る幕ではなさそうです。それにしても角田氏の本が埋もれてみつからないです。


http://blogs.yahoo.co.jp/satsuki_327
投稿者:とらこ
north-poleさん、情報ありがとうございます。

早速OECDのサイトを見てみましたところ、どうも現在「神話」は5つになっていて右脳、左脳神話については出ていないようです。

http://www.oecd.org/document/4(改行入れました)
/0,3343,en_2649_35845581_33829892_1_1_1_1,00.html

しかし
>ほとんどの脳活動は左右両方の脳がかかわっている
こういうことは神話4あたりで触れられていますね。神話5はマルチリンガリズムについてでもう少し早くこういうこと勉強してれば今書いてる論文に参考にできたかもと残念です。また何か面白い情報があったらご教示よろしくお願いいたします。
投稿者:north-pole
以前保坂展人さんが紹介しておられたOECDの提言で「神経神話(Neuromyth)というのがあります。
保坂さんの該当エントリ
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/33cf27944ebe28592b0e8a18a7130c83
OECDの提言自体はOECDのウエブサイトで"Neuromyth"で検索すると出てきます。

ここでは6つの「神話」が挙げられていますが、そのひとつが「右脳・左脳神話」でした。

特定の言語機能(運動失語と感覚失語にみられるような)と、空間認知機能には左右差が認められるものの、ほとんどの脳活動は左右両方の脳がかかわっている、というものだったと記憶しています。

http://northpole587.blog17.fc2.com/
投稿者:とらこ
さつきさん

>疑似科学がどのようにして生まれるのか

手っ取りばやくアホな人をカモにするため、ではなくてさつきさんの疑問はwhyではなくてhowでしたか。適当なことを言ってたら周りがちやほやしてくれるので引くに引けなくなっちゃって、とか適当なこと言ってたら儲かって儲かって仕方ないから、とか、ではないといいのですが。
投稿者:とらこ
TAKESANさん、情報ありがとうございます。

そうなんですよね。内田氏がなぜ受けるのかわからない。いつかちゃんと批判したいと思っているのですがいつになることやらです。
投稿者:さつき
とらこさん、TAKESANさん、どうもありがとうございました。
何しろ、私の、この分野についての知識は25年前から進歩していないものですから、いろいろと参考になります。
今、角田さんの本を掘削しかかっていますが、見つかったら再読して、その上で新しい情報も仕入れてみたいと思います。
私の目下の最大の関心事は、疑似科学がどのようにして生まれるのかにあります。

http://blogs.yahoo.co.jp/satsuki_327
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