なんだかとっても久しぶりにヒメ&チョコ日記を更新するような気が・・・
って気のせいじゃなかったですね。
すみません。
なんと約1ヶ月ぶりの更新。
あまりにも忙しくて・・・なんて言い訳ですね。
サボるのもいいかげんに〜 とお叱りのお言葉お待ちしております。
さて今日は旧盆の送り日です。
旧盆では「アンガマ」という儀式が昔からあります。
旧盆の夜、石垣の市街地を歩いていると、賑やかな音がどこからか聴こえてきます。
その音を頼りに辿ってゆくと、夜な夜な音を鳴らしながら練り歩く集団がいます。
「アンガマ」は、グショー(あの世)からの使者であるウシュマイ(お爺)とウミー(お婆)が花子(ファーマー)と呼ばれる子孫を連れて現世に現れ、家々を訪問し、珍問答や踊りなどで祖先の霊を供養する独特の行事です。
そこでは三線を弾き、太鼓を打ち鳴らし、笛を吹き、念仏を唱えながら、唄い、踊り、まるでお祭りのような賑やかさとなります。
知り合いの家にそのアンガマが来るというので見に行ってきました。
そのお家は先祖代々90年以上もの歴史を持つ古いお家。
そこで行われたアンガマの儀式は盛大なものでした。

写っているのは新川青年会の人たちによるファーマー。
ウシュマイとウミーを先頭に三線を弾きながら家の中に入ってきます。
このあと、様々な歌や踊りが繰り広げられましたが、その合間にこの世のものから、グショーのウシュマイに質問が投げかけられます。
その質問のやり取りが面白いんです。
いくつかご紹介。
「人間は10月10日経ってやっと産まれてくるのに、なぜ死ななければいけないのですか?」
「昔よぉ〜グショーの神様があんまりにも一生懸命働き汗を流している人間を見て、不老不死の薬を褒美に授けようと使者のヒバリに渡したのよぉ〜。でも、それをヒバリが間違えて、怠け者のハブに飲ませてしまったわけよぉ〜。だっからハブは年中脱皮して綺麗な体に生まれ変われるけど、人間は死ななければならなくなったわけよ。わかる?」
「三途の川はどうやってわたるのですか?」
「三途の川は3本あるわけ。1本目の川は何にも悪いことを一切していない一生懸命働いてきた者だけが渡れる。その川には橋が架けてある。2本目の橋はまぁまぁの者が渡れる。この川には橋はないが浅瀬があるのでそこを渡ることができる。3本目の橋は、極悪人が渡る川でこの川は深くて流れも急。渡るのに命がけ。この川を渡る者は流されて水に揉まれて溺れて渡る。苦しいはずよぉ〜。わかる?」
「ウシュマイには丈夫な歯が1本だけ残っていますが、何故1本だけなのですか?」
「昔よぉ〜第二次世界大戦っていうのがあってよぉ〜爆弾がたぁ〜くさん落とされたわけ。その爆弾の信管を抜くのに歯ぁ〜使ったわけよ。それで24回失敗したわけさぁ〜。わかる?」
ウシュマイの、どの回答にも突っ込みどころが満載で、大爆笑でした。
この3つ以外にもたくさんこのようなやり取りが行われたのですが、どれも昔の方言で行われるため、私が確実にみんな聞き取れることができたのはこの3つだけでした。
このような賑やかな儀式が約1時間ほど行われ、ウシュマイ御一行は帰って行きました。
この儀式は各字の青年会の方々が扮して行われるのですが、練習が大変だそうです。
年長の方にまず方言を教わらなければならないですし、踊りも何曲もあります。招待された各家々では、どんな質問をされるか分かりません。その質問に皆が笑えるように面白おかしく答えなければいけないのですから大変です。
実際、最後の質問にウシュマイは答えられませんでした。
その質問とは
「告別式と葬式の言葉の違いを教えてください」でした。
これにはウシュマイも・・・・・。
答えは「あぁ〜来年答えるからよぉ〜」でした。
ご苦労様です。
でも歴史ある儀式は今後も大切に守られ継承されていってほしいと、つくづく感じた儀式でした。