
割と近所に「丸亀製麺」といううどん屋が出来た。讃岐うどんを食わせるチェーン店である。厨房前のカウンターで注文。その場で湯通しして水切り、だし汁をかけてすぐ出来上がり。カウンターを横に移動していくと天ぷらや稲荷やらが置いてあって、好きなものを自分で取るようになっている。さらに横に移動するとレジ。清算後、さらにカウンターを進むとネギやら天かすやらが置いてあって、勝手に好きなだけかける。これは無料。かなり本場讃岐の地元店チックなシステムである。
すぐ出来上がってすぐ食べて、さっと出て行くことが出来る気軽さがかなり気に入った。讃岐うどんの名に恥じないコシ。感激する程ではなかったが、まあ値段の割にうまいかな?くらいな感じ。
ところが何日か経つと、またあれ食いたいなぁと腹が減った時に思うようになった。何となく、さっと入ってざっと食って、パッと出たいかなと。で、足を運ぶ。それが何回か続いた。軽く讃岐うどんのコシは中毒性があるのかな。
江戸時代のそば屋は小腹が空いた時にさっと入ってざっと食ってさっと出るファーストフード店の意味合いが強かったらしいが、このうどんチェーンはその感じをうまいこと現代的に再現しているのかも知れない。
あるいは、香川の人達がどんなに水が足りなくてもついついうどんを食べてしまう感じが、若干分かったような気もする。「なんとなく小腹が空いたなぁ」「なんとなくうどんの喉ごし恋しいなぁ」という時に、気軽に入れてすぐ食べれる、しかも安いうどん屋があっちにこっちにもあるのだろう。この気軽さも含めて、中毒性という気がする。