18歳のとき、、、だからもう十ウン年前ですが、東京に出て半年ほどの頃でした。
下宿先で柿を食べさせてもらったのです。
「甘柿」と言われて出てきたのが、実が小さく、大きな種が入っていました。
・・・「これ、柿ですか?」
思わず訊いてしまいました。食べてみると、甘柿と言う割には甘くありません。
と言うのも僕は物心ついた頃から柿と言えば「八珍柿」しか食べた事がありませんでした。
他の柿は知らなかったんです。なので、柿の中に種が入っているだけでも初めての経験でした。
しかも甘柿と言う割には、普段食べていた八珍柿よりも渋みがありまして。
八珍柿は、渋柿です。これを渋抜きする事で、甘柿よりも甘くなります。
種が入って無い反面、身はいわゆる甘柿よりも大きく、拳大よりも一回りくらい大きくなります。
元々は、新津(新潟市)に原木があります。確か越後の七不思議に次ぐ不思議な柿と言う事で「八珍柿」と命名されたと聞いたことがあります。
これがお隣、山形県に渡り「庄内柿」として売れたそうです。さらに山形から佐渡・羽茂に渡り「おけさ柿」と命名され、爆発的に売れるようになりました。
・・・今では、原木のある新津でさえ「新津産おけさ柿」として販売しているくらいです。
佐渡も南部へ行くと、この時期あちこちに柿をさわしている光景が見られます。ちなみに「おけさ柿」はJAさんの商標です。JA出荷分以外では「八珍柿」「さわし柿」などの名前で販売されています。
甘くて濃厚な味わい、食べ応えのある大きな実・・・やっぱり「柿」と言えば、コレじゃないとですね!

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