知恵をひろい,歌をおくる.波のページに耳をすませる

 

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サウダージ・ブックス の新しいホームページ、ブログ・サイトを開設しました。
また、メールアドレスも変更しました。

サウダージ・ブックスHP 
http://saudadebooks.jimdo.com/

Saudade Booksのブログ
http://saudade-books.blogspot.com/

新メールアドレス
saudadebooks@gmail.com

このサイトをすでにごらんになっている方にはご面倒をおかけしてもうしわけありませんが、登録の変更を願いします。
今後とも、サウダージ・ブックスをどうぞよろしくお願いいたします。

2010年5月28日(金)記

2010/5/25

はやま一箱古本市  diary
はやま一箱古本市にサウダージ・ブックスも出店します。
どんな本を出そうかな。

***

ダンボール箱一箱を単位として、参加者が個性豊かな書籍などを持ち寄る、本好きのための古本市の第2回目が開催されます。

もう読まなくなった本や捨てるには忍びない本を、本好きに譲ったり売ったりと、本を真ん中にひとときを楽しみます。二次会も本を肴に酒を飲みます!
今年は「食と酒」というテーマを設定して「特集コーナー」を設置し、「ワインの試飲会」も開催するという呑ん兵衛には溜まらない内容となっています。

日時:2010年5月29日(土) 11:00〜16:00
会場:一色会館(森山神社境内)
入場無料・雨天決行

●主催:はやま一箱古本市PROJECT
●協力:逗子牛尾商店

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2010/5/16

「本の島」をめぐる対話vol.1  diary
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このブログでもたびたび紹介してきた、編集者の故・津田新吾さんが構想されていたインデペンデント・ブックレーベル「本の島」。そのヴィジョンを未来につないでいくプロジェクトがいよいよはじまります。

5月16日(日)、青山ブックセンターで、「本の島」をめぐる対話の第一弾として、管啓次郎さん×野崎歓さん×鄭暎惠さんのトークイベントがおこなわれます。ぜひ、ご参加ください。

「本の島」については、「本のメルマガ」vol.390(2010.4.15発行)に掲載されている、編集者・柳瀬徹さんの特別寄稿「「本の島」についての個人的なメモ」をお読みください。「本の島」のこれまでの経緯とそこに注がれた関係者の熱い想いが伝わるすばらしい文章です。
「本のメルマガ」vol.390

ABC本店では、関連するブックフェアも開催中です。サウダージ・ブックスによるこちらのブログ記事もお読みください。
ABC本店のブックフェア「オマージュ 津田新吾&本の島」

***

「本の島」をめぐる対話vol.1
管啓次郎×野崎歓×鄭暎惠トークイベント

■2010年5月16日(日)13:00〜(開場12:30〜)
■会場: 青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
■定員:120名様
■入場料:税込 700円
■ご参加方法:
 [1] ABCオンラインストアにて予約受付。
 [2] 本店店頭にてチケット引換券を販売。
 (入場チケットは、イベント当日受付にてお渡しします。当日の入場は、先着順・自由席となります。)
 ※電話予約は行っておりません。

■お問い合わせ電話: 青山ブックセンター本店・03-5485-5511
■受付時間: 10:00〜22:00
(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意下さい。)
■受付開始日:2010年4月22日(木)10:00〜
※サイン会はなし

<イベント内容>
並外れた情熱と妥協のない審美眼でもって、人びとの記憶に残る数々の本を世に送り続け、惜しくも昨年逝去した編集者・津田新吾。彼の手により作られた本たち、作られるはずだった本たちをめぐって、ゆかりの深い著者たちが語りあいます。

<プロフィール>
管啓次郎 (すが けいじろう)
1958年生まれ。詩人、比較文学者。明治大学理工学研究科ディジタルコンテンツ系教授(コンテンツ批評、映像文化論)。ヒトという種の進化史上の到達点としての詩を多文化的コンテクストから考えようとしている。旅をめぐる作文も、主要な実践のひとつ。特に南北アメリカとポリネシアをフィールドとする。主な批評エッセーとして『コヨーテ読書』『オムニフォン』『本は読めないものだから心配するな』『斜線の旅』など。主な訳書に『<関係>の詩学』『知恵の樹』『パウラ』『私自身の見えない徴』ほか多数。

野崎 歓 (のざき かん)
1959年新潟県生まれ。東京大学准教授、エッセイスト、翻訳家。著書に『ジャン・ルノワール 越境する映画』『赤ちゃん教育』『フランス小説の扉』『五感で味わうフランス文学』『われわれはみな外国人である――翻訳文学という日本文学』『こどもたちは知っている――永遠の少年少女のための文学案内』『異邦の香り――ネルヴァル「東方紀行」論』など。訳書にジャン=フィリップ・トゥーサン『愛しあう』、ミシェル・ウエルベック『素粒子』、スタンダール『赤と黒』など。

鄭暎惠 (ちょん よんへ)
1960年東京都生まれ。大妻女子大学人間関係学部教授。社会学専攻。言語、差別、マイノリティ、ジェンダーなど、複層的に入り組んだ権力構造を丹念に読み解き、それらを超えていく「自由」のありかたを問い続けている。著書に『<民が代>斉唱』、共著に『私という旅』『境域の文学』『排除の時空を超えて』など。

2010/5/14

空中カメラ展  diary
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焚き火カフェでおなじみの野サボりショップ、3knotさんの葉山芸術祭企画「浮きモノでいこう!」。ハンモック、綱渡り、サイクリングのイベントにつづいて、この夏鎌倉の海岸でバンドデビューする浮いてる現役高校生美術部ユニット「空中カメラ」による、一日限りのアート展+ライブをサウダージ・ブックスでおこないます。3knot、寒川響君の映像作品上映もあり。

あす15日土曜日、12:00より。入場無料なので、気軽に遊びにきてくださいね。

***

『空中カメラ展』

3knot と サウダージ・ブックス の葉山芸術祭参加企画のうち、
『空中カメラ』初のアート展&パフォーマンスライブ開催決定!

「浮遊」をテーマに
高校生ユニット空中カメラ(+1)が作品を発表します。

誰でも気軽にできる楽器も用意してます。
楽器持ち込みも可。
皆さんも一緒に合奏してみませんか?

5月15日(土曜)
会場:サウダージブックス 12時〜18時
内容:アート作品、合奏、パフォーマンスライブ
出演:空中カメラ(+1)
入場料:無料(寄付制、お金・お菓子、なんでも)

サウダージブックスまでの道筋はこちら

海と山の自然の中、
是非足を運んでみてください。

2010/5/10

廃油キャンドルで朗読会  diary
あす11日火曜日の18時から、葉山のレインボウカフェにて、トランジション葉山主催のイベントがあります。
「廃油キャンドルで朗読会」 。葉山芸術祭の参加企画です。
おもしろそうなので、サウダージ・ブックスもおすすめの絵本と詩集をもって参加します。
朗読も、します(たぶん)。
火と本は、ひとのこころを別世界に誘ってくれます。
お時間のある方、ぜひ遊びにきてください。

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5/11(火)
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廃油キャンドルで朗読会
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当たり前のようにつけている電気を消して、使い終わった油で作ったキャンドルに火をともしみんなで朗読会をしませんか?

やさしい光、静かに響く声。
ゆっくり心をひらいて、想像力で遊びましょう。

5/11(火)
・18:00〜18:45(ある程度お子さんにも楽しめる物を)
・19:00〜19:45(ある程度お子さんにも楽しめる物を)
・20:00〜21:30(主に大人向けに楽しめる物を)

*読んでほしい又は読みたい本や紙芝居があれば
是非ご持参下さい。(こちらでも用意します。)
ひとつ朗読したら、感じた事をシェアできる時間を作ります。
朗読のスタートは開始時間5分以内の目安です。

無料。
事前予約は不要です。
参加費 ワンオーダーをお願い致します。
事前予約は不要です。

会場: レインボウカフェ
葉山町堀内377(げんべい本店近く)
046-887-0086
http://tthayama.blog10.fc2.com/

2010/5/3

サウダージ・ブックスの座 vol.4 「織り込まれた風景 〜音と世界のあわいで」  diary
音楽プロデューサーの笠原孝夫さんと、ピアニストの門光子さんがサウダージ・ブックスにやってきます!

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写真:池上宗徳

サウダージ・ブックスの座vol.4を開催します.

昨2009年,葉山芸術祭の企画として「逗子文化プラザさざなみホール」で上演され,さまざまな反響をよんだ音と映像によるコラボレーション・ライブ,「織り込まれた風景―10億人の黄昏に捧ぐ」.戦火の街に惑い,彷徨いながらも希望を失わずに生きる人々の尊厳をとらえた映像作家・池上宗徳さんによるビデオドキュメンタリー作品の上映に,葉山在住のピア二スト・門光子さんが生演奏で音をあわせる新しいアートの試みでした.

上演一周年を記念して,本作をプロデュースした笠原孝夫さんと,門光子さんをお招きし,「織り込まれた風景」の映像上映をまじえ,「音と世界のあわいで」というテーマでおふたりにお話しいただく予定です.

* 会場でピアニスト門光子さんのCD,映像作家・池上宗徳さんのDVDを販売します.
お席数に限りがありますので,参加希望の方は事前にご予約をお願いします.

◎笠原孝夫 プロデューサー.東京に生まれ, 幼少より音楽を学ぶ.大学中退後,大手音楽事務所に務め,リヒテル,ポリーニ,クレメルなど世界的な巨匠との出会いによりプロデュースの世界に. その後自らの事務所を立ち上げ,古楽,ギター,現代音楽,民族音楽などを紹介.現在はフリーランスでピアノの門光子,フォルテピアノ&指揮のインマゼール,ギターのイョラン・セルシェル,ギタリスト=コンポーザーのアンドリュー・ヨークなどの総合プロデュースを手掛ける.

◎門 光子 ピア二スト.東京に生まれ,幼少の頃よりピアノを学ぶも,古典作品よりも同時代の音楽に興味を持つ.日本の若い作曲家への委嘱初演をふくめた意欲的なプログラムで日本国内のみならず,海外でも公演を行う.近年は,より音楽の本質に迫る柔軟な姿勢で,中世のグレゴリオ聖歌から現代のミニマル,ジャズ,またアジア,南米,東欧,イスラム圏などの汎・非西洋へと拡がり、時代・地域とジャンルを越えた音楽を模索する一方,内外の多岐にわたるアーティストとのコラボレーションも積極的に展開している.CDに,「風の記憶――現代日本のピアノ音楽」「東方逍遙――ピアノによるアジアの音楽」「ACROSS THE UNIVERSE――嘆き,祈り,そして踊る…」.www.kadomitsuko.com

***

サウダージ・ブックスの座vol.4

トークイベント「織り込まれた風景 〜音と世界のあわいで」
笠原孝夫(音楽プロデューサー),門光子(ピアニスト)

2010年5月8日(土) 14:00〜16:30


会場 サウダージ・ブックス(三浦半島秋谷 / JR逗子駅よりバスで20分)
チャージ500円(お茶つき)+投げ銭歓迎
要予約・定員25名

予約・問合せ saudadebooks@aol.com / 090-6565-8494(淺野)

* アクセスは下記URLを参照して下さい.
http://sea.ap.teacup.com/saudadebooks/11.html

2010/4/29

葉山芸術祭2010 オープン・ハウスが本日よりスタート!  diary

5月5日(水)まで、ゴールデンウィーク中は毎日OPENしています!

サウダージ・ブックスは、JR逗子駅より京急バスで秋谷方面、峯山バス停徒歩5分のところにあります。とってもわかりにくいところにあり、昨年の葉山芸術祭では、国道に目印をおいたものの、たどり着けない人が続出しました。

おまけに、「葉山芸術祭のパンフレットの地図、情報がわかりにくい」というお叱りをすでに多々ちょうだいしています。芸術祭実行委員会と当方の間でちゃんとした「確認・校正」の手続きをへていないため、パンフレットに掲載されたサウダージ・ブックスの情報はじっさいかなり分りにくい、とわたしたちも思います。

パンフレットをあまり頼りにせず、野山を歩くあなたの直観を信じて、たずねてきてください。というのは冗談で、当方まで気軽にご連絡下さい。連絡先など詳細は、こちらの芸術祭特設サイトを参照してください。
「海山のあいだの本のサロン2010」
http://www.kanshin.jp/hayama-artfes/?mode=keyword&id=857466

楽しいイベントもありますよ。

◎4月30日(金) 12:30〜 「読書のおともにプチ・リフレクソロジー」 ますこゆみさん(リフレクソロジスト)

◎5月2日(日) 12:00〜 ワークショップ「手づくりハンモックで本を浮かせよう」 講師:3knot(寒川さん夫妻) →都合により開催中止になりました。

◎5月8日(土) 14:00〜 トークイベント「織り込まれた風景〜音と世界のあわいで」出演:笠原孝夫さん(音楽プロデューサー)、門光子さん(ピアニスト)


アクセスは、こちらでご確認下さい。
http://sea.ap.teacup.com/saudadebooks/11.html

1.まず、JR逗子駅までお越し下さい。
2.JR逗子駅東口(海岸側)バスターミナルの2番乗り場より京急バス(「葉山行き」と急行以外ならどれでも)に乗車。約20分〜30分、長者ヶ崎をすぎた海の目の前のバス停「峯山」で下車してください。
3.峯山バス停より30メートルほど歩道を逗子方面にもどり、右手駐車スペースの真ん中にあるコンクリートの階段をのぼり、山道に入ってください。
4.コンクリートの階段が終わり、緑のパサージュをのぼって徒歩5分ほど、右手四軒目の古民家がサウダージブックスです。石畳の小径を通って、どうぞ内側まで入って来てください。お待ちしております。
5.雨の日は山道がたいへん滑りやすくなります。歩きやすい靴でお越しになることをお勧めします。
6.たいへん申し訳ありませんが、駐車場のご用意はありません。公共交通機関をご利用下さい

***

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目の前には、こんな海が。

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逗子方面からきて峯山バス停で降りたら、徒歩ですこし戻ってください。

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サウダージ・ブックスへつづく山道入り口は、いま工事をしています。気をつけてください。

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のぼります。ここから人里をはなれます。

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こんなところに「本のサロン」なんてあるの? という不安な気持ちをふりはらい、のぼります。昨年は、ここまできて引き返したという人が多かったようです。

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葉山芸術祭の旗がめじるし。

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石畳をとことこあるいて。

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ここが、玄関。どうぞ、おはいりください。

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据え置き型のひょうたんスピーカー(秋元しゅうせいさん作)は、湘南地方でもなかなかみかけない、ちょっとめずらしい一品。
もちろん、音もすばらしいです。葉山在住のピアニスト、門光子さんの繊細で美しい演奏をお聴き下さい。

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海を望むウッドデッキで、ゆっくり読書でも。豊かな緑にかこまれて、鳥の歌声を聞きながら。

***

逗子へ向かう、帰りのバスの本数はちゃんとありますか、とよく聞かれます。バスは、夜の11時まで10分おきに出ていますし、くりかえしになりますが、目の前にはこんな海が。

太平洋、平穏なる海。

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こころ静かに波の音を数えていれば、そして日が暮れたら夜空の星と星とを結んでいれば、バスはすぐ来ます。そしてバスが来ても、きっと帰りたくないという気持ちがこみあげてくるのではないか、とおもいます。

それでは、お待ちしております。

2010/4/26

済州島四・三事件 記憶と真実  diary
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済州島四・三事件から62年。パネルディスカッションを通し、事件について考える。

◆日時2010年4月26日(月)18:30開始(開場18:00) 

◆場所日暮里サニーホール
東京都荒川区東日暮里5-50-5 ホテルラングウッド4階

◆内容
1部:パネルディスカッション
「済州四・三」の歴史を逆戻りさせてはならない。=今、韓国でなにが起きているのか=
 金石範さん(作家)
 梁石日さん(作家)
 崔洋一さん(映画監督)

2部:沢知恵ピアノ弾き語り「心のふるさとを歌う」
 故郷の春
 ふるさと
 朝露
 アメイジング・グレイス
 こころ
 さとうきび畑
 死んだ男の残したものは  他

◆料金2,500円(前売り2,000円)
資料集『済州島四・三事件 記憶と真実−60年を越えて』(考える会・東京、頒価1,000円)を当日の参加者に限り、無料で差し上げます。

◆主催済州島四・三事件を考える会・東京

◆問合せ新幹社 TEL.03-5689-4070 FAX.03-5689-2988 Email. sinkansya@wcnz.ftbb.net

2010/4/24

葉山芸術祭 2010  diary
今年も、葉山芸術祭に参加します。芸術祭参加中(4/29〜5/5)はブック・サロンを毎日オープンします。

サウダージ・ブックスが自主出版する本、編集等にかかわった本、サウダージ・ブックスのセレクトによるお気に入りの本の販売も行います。 また、本にかかわるトークイベントやワークショップも開催予定です。

くわしくは、こちらの特設サイトを。 ゴールデンウィーク中は、小旅行気分で、海山のあいだのブック・サロンまで気軽に遊びにきてください。

2010/4/20

イベント終了のお知らせ  diary
◎詩人・高良勉さんの朗読&トークの集い 4月16日(金) 下北沢の気流舎にて

満員御礼。木造のロフト付き4坪の書店スペースに、25名ほどのお客さんがぎっしり。高良勉さんは、沖縄島玉城村での生い立ちから語りはじめ、沖縄の詩人・山之口貘の作品、宮沢賢治の方言詩との出会いから詩を書き出したこと、なぜウチナーグチ(沖縄語)で書くかという問いを深めながら、世界のさまざまな詩人と交流してきたことなどご自身の歩みについて語ってくれました。詩人ゲイリー・スナイダー、ナナオ・サカキ、山尾三省、チカップ美恵子との出会いをめぐるエピソードは、「群島-世界」における同時代の詩的交流の証言として大変貴重なものでした。学ぶところが多かったです。

朗読は、『アルフレッド・アルテアーガ+高良勉詩選』にも収録されている「老樹騒乱」と「手水」。とくに後者の「手水」の朗読が、この晩は特別にすごかった! 「いつもとはちょっとちがう感じで読んでみようね」と勉さん。夜の闇のなかで、神話が語りだされる原初の瞬間に立ち会ったかのような戦慄的な経験でした。朗読の後の水を打ったような聴衆の沈黙が、詩のことばを通じた「聖なるもの」のあらわれを無言で証明していたと思います。

 手は言葉より早く
 何かを祈り 伝える
 手段ではないか
 私は手のことばで そっと
 あなたにそれを伝えたい
 青空がわらっている
 真紅なでいごの花が
 咲き乱れて落花する
 もう何日間も
 雨が降らない
 アパートの 隔日断水
 稲作発祥地の神話のふる里
 受水走水の岩清水も
 チロチロ涸れていきそうだ
  雨降ろち 給うれ
  水降ろち 給うれ

――高良勉「手水」より

当日は、三味線を持参した勉さんが、シマ唄を二曲披露するというすてきなおまけつき、でした。気流舎はじめ、みなさまに感謝。


◎批評家・今福龍太さんのトーク「書物変身譚」vol.2 4月17日(土) 馬喰町ART+EATにて

こちらも、満員御礼。参加者は50名ほど。ART&EATにたまたま展示してあった、麦わら帽子をかぶってうずくまる人物像を落書きした路地の壁を映した写真と、そこから登場したような今福さんの風貌の符号からして会の成功を予感させるものがありました。実際、本/壁/部屋/写真をめぐる今福さんの即興的な思考と、木工作家・井藤昌志さんの作品に囲まれたART+EATの空間そのものが有機的に対話しているように感じられました。

本と壁、書物の内側と外側、公共の世界と部屋、ロラン・バルトとソンタグ、仮面と顔、商品としての本と私的な日記、イメージと現実、生と死……。鏡の館のなかで自己の姿が無限に増殖するように、終わりのない問いが反復され、変奏され、増殖する迷宮にわたしたちの想像力がふわふわとさまよい込んでいくような当日のお話しでした。かなり難解なテーマですが、しだいに、書物や写真への感覚を手がかりに今福さんの思考が肉迫しようとするある魅力的な謎にむかって、聴衆の方々の想像力がぐっと集中していくのを感じました。

「〈本〉を書くということが、本という仮面をかぶってパブリックな世界にみずからをあらわすことなら、その裏側には本には書かれない〈私〉が日誌や書き付けのなかに守られていると考えられます。では、そのような日誌や書き付けを除外して成立する〈本〉の意味とは何でしょう? それは、真実の自己ではなく虚偽の自己のあらわれにすぎないのか。いや、仮面というおもて=表層が語る神話的・演劇的な真実というものが、本にはあるのではないでしょうか。それは事実か虚構かという二項対立を越えた「真実」です。

 とすると、次の問いが生まれます。日誌のような私的な書き付けを書物として公刊した時、本という概念はいかなるものに変容するのでしょう? ソンタグの『日記集』やバルトの『喪の日記』、かれらの死後に公刊されたこれら本ならざる本は、いったいどのような概念のもとに成立する〈本〉なのか?」(今福さんのお話しの一部、淺野の聞き書きノートより)

うーん、やっぱり難しい……、けれどもおもしろい。わかりやすい答えではなく、日々考え抜くべき謎をお土産としていただくというのも貴重なレッスンである、と思います。

ART+EATのスタッフの方々はじめ、みなさまに感謝。今後も、ART+EATをひとつの拠点にして、本を介したあらたな学びの場を創造していきたいと考えています。


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