違った考えの人同士は決して分かり合うことはなく、自分以外に蹴落とされないようにと他人を蹴落とすことは永劫に続く。
多数決の少数派は絶対悪と見なされ、弱い力には関係なく強い力に従って物事は確実に進んでいく。
私たちの世界はこんなにも広いというのに、どこにいったって争いが絶えない。
だからこそ誰一人として苦しまない、そんな世界があってもいいと思う。
「……と私は思うわけですよ」
ある日の放課後、私は私の机を挟んで向かい合っている友人にそんなことを長々とつぶやいていた。
教室は全くの静寂に包まれていて、私たち二人以外の気配は感じられない。
時計の針は8時近くを回っていた。
「お前のいいたいことはわかるよ、うんわかるの」
「どう思った?」
「いま7時50分か」
「51分になったよ」
「おーけー、とりあえず7時近くってことだよな?」
「うん」
気温は暖かいを通り越して蒸し暑くなってきていて、そろそろ本格的に夏が始まろうとしていた。
日も長くなってきているが、流石に8時近くともなると日没の時刻のようだ。
教室の左手に張られている窓ガラスは薄汚れた鏡のようにぼんやりと私たちを映し出している。
「……それがどうしたの?」
「んー、いや、あれだ……、お前あれだよ?終業のチャイムなってから軽く3時間は話し続けてるぞ」
「いわれてみればそだね、のど渇いたよ」
「りょーかい、とりあえずこれ飲め昼飯のときの残りだ」
そういって差し出されたファンタを私は右手で受け取った。
ファンタはすっかりぬるくなってしまっていた。
一口飲んでみたらだいぶ気が抜けている。ただの砂糖水と化したファンタは食が進むものではなかったが、何も飲まないよりはましだと思ったのでもう一・二口飲んでおく。
空いている左手を使いハンカチを取り出した、それで口元を拭ったあと私は話を切り出した。
「……で、どう思う?」
「んー、何をいえばいいんだ?」
「疑問に疑問で返されても困るよ、そのまま。この話を聞いてあなたが思ったこと」
「もう少し簡潔に頼む、お前は将来的に何がしたいんだ?」
「さっきいった」
「……もう一度いってくれ」
「誰一人として苦しまない、そんな世界をつくる」
「夢のような世界だな」
ひどく馬鹿にされた気がする。気ではなくて彼は馬鹿にしているのかもしれない。
自然と缶を握る右手に力がこもった、缶の潰れていく音がした。
「どうした?」
「馬鹿にしてる?おかしいと思ってるよね」
「どうして?人の夢を笑う権利は誰にもねーよ」
「いま夢のような世界っていった……、私ができないと思ってる証拠でしょ」
「んー……、世界ってどんな規模で考えてるんだ?」
「世界は世界だよ」
「世界っつっても色んな意味がある、お前の思い描く夢はどの世界だ」
私は改めて考えてみた。私の夢、世界平和。机のフックにかけてある鞄から辞書を取り出して世界を調べてみた。
世界──『ある特定の範囲の社会』。
平和──『平穏(何事もなく静かで心や物事が安定した状態)なこと』。
私はそれらが書かれているページに付箋をつけ友人の前に差し出した。
「辞書の意味じゃなくてな、お前の思い描くお前の中の夢はどんなだ?」
「皆が笑いあって手を取り合っていて、誰も苦しまなくて、喧嘩がなくて……それでそれで」
「ネバーランドみたいだな」
「夢で終わらせないよ」
「俺はそういう考えを持っているやつは嫌いじゃない。でも個人の力ってものでやれることは限られている」
「マイケルさんのネバーランドみたいな感じ?」
「あの人がどういった人生を歩んでいたのか俺はわからんが。
差別されるのが怖くて整形して白人に近づき差別をされないようにしようとしたのに、
差別が抜けている感じはしなくて誰にも差別されない孤独にならない、
純粋無垢な子供たちが集まる国、ネバーランド。そんな場所があればと作ったんだろうが、
あまり共感を得られずにより孤独を深めてしまったりで……、
もう差別なんてされていないのにあのスーパースターは自分の中の自分に対する差別、
劣等感みたいなものが永遠と抜けなかったのかもな……」
「なにいいたいのかわかんないよ」
「んま、あんな偉大な人でも成しえなかったことをお前はやろうとしているわけだ?」
「……そうだね」
「マイケルさんは絶対的な差別や孤独からやった気がするが、お前はなぜやりたい?」
「あなたに全部いうのは嫌だ」
「それもそうだ、ちょっとでいいから話してくれ」
「……マイケルさんには全然及ばないけど私も差別とか孤独とかかもしれない……、孤独感が一瞬でも抜けない」
「自分のためのネバーランドか。始めは他人のためっぽく聞こえたけどな」
「ごめん、でもそういうものな気がする。
人のためにやりたいってことでも何でもこうやって掘り下げていけば結局は自分のためっていうところにいきつくと思う」
「何を話していたのかわからなくなってきたな」
「そうだね……」
「わかんねーが、宗教っていうのも一種のネバーランドなのかもな」
「信仰者は誰も苦しまない場所を求めて入信するって感じ?」
「俺は無信仰だからわかんね。でも、人ってーのは何かそういう空間を無意識にでも探してるのかもな」
「私はそんなところこの世界にないと思うよ」
「俺もそう思う、宗教を否定するわけじゃないが……、
ないものだからこそ一度でもあると思えば、二度と離さないで必死にしがみつくんじゃないかね、それが間違っていたとしてもな」
「宗教立ち上げるわけじゃないけど、私は誰も苦しまない世界平和な空間を立ち上げようと思うよ」
「なにか案はあるのか?」
「ないよ、でも子供の頃から不思議に思ってたんだ。なんでいじめだったり、独裁政治だったりがおきるのかって」
「単に自己中心的なんだろ、他人のことを考える前に自分の欲を満たすのにやるだけじゃないか」
「……たぶんそうだね、欲を抑える理性が普通の人より弱いんだと思う」
「でもあれだ、普通って難しい言葉だぞ」
「私は普通じゃないとか異常とかいわれるの傷つくかなー……」
「それはしらんが、お前がさっき普通の人といったが、もうそれが普通じゃなくなってきているっぽいぞ」
「なんかわかる気がする。何か私がほんっとに小さかったころと比べるとずれてきている感じがする」
「んま、お前が生まれる前の世代からは俺たちの世代が普通じゃないのかもしれない、普通っていうのも変わっていくものだな」
「でもなんだろ、普通の人って実際、大多数いんのかな?そこらへんわかんないよ」
「すると普通ってなんだろ?っとなってくるわけだ、わけわかめだな世の中は」
「本当そう思うよ、なんていうか矛盾だらけ?
理性を保てず一瞬の一時の気分で罪を犯したり……なんていうかもう人には理性ってないのかなとか思ったりする時もあるよ、
何か人間って進化したっていわれてるけど退化していっている気がするよ私」
「んま理性とは関係ないかもしれんが、ある程度のマイペースって必要だと思うぞ。
いまの情報過多の時代にメディアのいうことや、他人の意見を黙って聞いているだけじゃいい操り人形になっちまう」
「マイペースを保ちつつ、他人のことも考えられる……、難しいね」
「ふー、ない頭を使うと疲れるな」
「こんな会話って普通は幼稚で馬鹿にされるものなのにね」
「だからこそ誰か考えなきゃだめなんじゃないかね、
こんな時代だからこそ超平和的な空間……、ほんの小さな点からでも作っていって少しずつ広げていくような方法」
「でも自分でいっててなんだけどさ、第三者が聞いたら十中八九馬鹿馬鹿しいよ」
「気にすんな、そこはマイペースだ」
「うん、少しずつ少しずつ形にしていきたいよ。ネバーランド、夢のような空間。
夢は夢だもんね、夢は現実にしないといけない」
「がんばんなさい、なんつーかあれだ。
どんなクソみてーな誰が見ても馬鹿にされるような夢だって一歩一歩突き進んでやり遂げた人には誰も敵わないだろ」
「何か恥ずかしい台詞だけど覚えておきますね」
「あーしらね、しらねーよばか」
「そろそろ帰ろうか、今日は付き合わせてごめんね」
「もう9時近いな、まぁ気にしてねーよ」
「いろいろごめんなさい、ありがとう」
「わけわかめ、悩んだら誰かに吐き出せ疲れんぞ」
「うん、またたのむよ」
「お前のネバーランドがいつかできる日を心待ちにしとくわ」
「できたら絶対呼ぶから!」
「おうよ、楽しみにしてんよ!」
☆あとがきんちょ☆
つか、ブログで文章読むと非常に読みにくいな。
いまメモ帳からコピペしたらひどいことになった、とりあえず改行しまくっといたが……
わけわかめ、すまんちょ。
途中から完全に気の向くままかいたからわけわかめ。
たぶん読む人いないだろうから最後に何か書いておきましょうか。
んー……こ。うんこーとかはいいし、しってっから。
夢は大切に!あなたのあなただけのネバーランドは決して放棄せずに!
とかあたりまえだしわけわかめ、ベストをつくせーっていつもベスト尽くせたら困りませんよ
わたしムツゴロウさんじゃないですし、あの人の生き方は凄いですよね。
ブックオフではいまだに350円くらいで著書がおいてありますし、
マージャンの強さもパネエっす
常に全力、身体全体で学びに行く、かっこいいです。
あdhsfkhbdsjfん、kねjfsd
わけわかめになってきたーーーーーーーーーーーー
とりあえず、もう一度。夢は大切にしろはげ、んで形を変えないまま育てましょ
Take your time ,Take it easy!

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