2008/3/20
今晩は『鹿男あおによし』の最終回。
最近テレビをつけるとタイミングよくこれが放映されていることが多く、見るとはなしに見ていたドラマ。玉木宏の顔が回を重ねるごとに鹿に見えてきてしようがない。今日は堀田ちゃんがかわいかったし、佐々木蔵之助は相変わらず最後までとぼけた味を出していた。
ストーリーはよく把握できなかったのだけれど、背景に馴染みの風景が出てくるのは面白い。今夜の若草山の頂上のシーンでは背後の遠景のほうに見入ってしまった。また、ドラマの編集上その風景が思いもよらない継ぎ接ぎをほどこされているから、登場人物たちがこの場所からあの場所へと空間をスリップするような感じで、奈良を知らない人が見ているのとはまた違った見方になってしまう。
今晩の最終話も、主人公の玉木宏が綾瀬はるかに見送られて一緒に歩くシーンなんかで、全然別の場所と場所が飛び石伝いのようにつなげられていて、ちょっとしたトリップ感を味わえた。あの地上駅の奈良はいったいどこの駅なのだろうか。そして、主人公が奈良を離れるとか、京都へ向うときの近鉄電車の向う方向が実際とは逆なので、なんだか変な気分になるのだった。そんなことは、まあ、きっと地元の中高生たちの間でもしきりと話題にされているのだろう。
『鹿男あおによし』の原作者、万城目学氏は大阪生まれだが、親戚が奈良にいて子供のころは毎年奈良を訪れていたそうだ。奈良は京都と違って小説にはしにくい場所で、歴史的な切り口に想像をからませることで物語として展開できたのです、というようなことをどこかで書いていたっけ。

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