Diaries of Ghosts
忘却の川へ流れ去る諸々をしばしこの岸辺に繋ぎとめて..日記についての日記、もしくは不在の人への手紙。
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2008/3/30
「花」
日々雑録
新宿中央公園 3月25日
先週の25日の火曜日、東京に行くことがありました。
驚いたのは、桜がほぼ満開だったことです。東京のほうは早いのですね。
この週末、こちらのほうでも桜は満開の一歩前まできたでしょうか。
春の花はふと気がつけばパッと咲いていて、
そして、いつのまにかもう散ってしまっているという感じで、
このところ、どんどんその期間が短くなっているような気がします。
明日香村 橘寺 3月29日
文庫化された観世寿夫の
『心より心に伝ふる花』
を読んでいます。
世阿弥は、能において演技者を通じて立ち現れる幽玄美を花とよびました。
花伝書は、その花とその花をめでる者(観客)との関係についての思索の書です。
花は花のタイミングで咲き、人は人それぞれの条件で行動する。
花とそれを見る者との出会いは、どの花とも一期一会であり
花は自然に花を咲かせ、人はその花の美しさに対面することになる。
その「自然」には「ふと」という意味があるそうです。
ふと気がついたとか、ふと感じる、とかいうときの「ふと」です。
その「ふと」は偶然の意と必然の意の両方を含んでいるのだということです。
その出会いは、偶然でもあり必然でもある。
そのような出会いを、人は自然の移ろいの中で日々繰り返している。
去年の花と今年の花、数年前の花、花の印象はそれぞれ違っていることでしょう。
花は、その折々の私たちの心のあり様を映し出す鏡のようなものなのかもしれません。
投稿者: イネムリネコ
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投稿者:イネムリネコ
2008/4/3 20:53
cometさん、こんにちは。
この本を読むと、無性に能が見たくなります。
もう、ずいぶん昔に一度、京都の平安神宮で薪能を見ました。
それがどのような物語かもわからないまま、
ただ、能が舞われているその辺りの空間だけ、
ピンと張りつめたような緊張感があって
演者の動きに魅入るうちに軽いトランスに入ったようで
なにやらぼおっとしてしまいました。
それが非常に心地よくて。
桜の舞い散る下、そんな薪能を見ることができればすばらしいでしょうに・・・
投稿者:comet
2008/4/2 21:14
今日は、ふとを体験しました。
あんまりサワサワと聞こえるので、何だろうと立ち止まってふと見上げたら桜でした。
お花見の目的地へたどり着くまえに見事な桜に出会えたのです。
観世寿夫の『心より心に伝ふる花』ゆったりと自然を感じるような本ですね。読みたくなりました。
高層ビルと桜、共存してるね〜 好い写真です!
http://cometopeth.exblog.jp/
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