恋愛小説書いています。温かく見守ってやってください......

 


―――コンコン 「失礼します、出席簿を取りに来ました―――」

次の朝、水曜日だから部活がなくてラッキー・・・なんて考える余裕もなく、あたしが1年2組の後期副室長になってしまったことは紛れもない事実だった。

室長・副室長は朝皆より30分早い6時45分に登校し、教室の掃除。そして副室長は職員室から出席簿を取って、皆の出欠をとるという仕事があるそうで・・・

あたしは遅刻ギリギリ8時に登校していたところを1時間15分も早い6時45分に学校に登校し、まだ先生方もまばらな職員室から出席簿を持って出た。

こうみえてあたしは責任感が強いほうだったりする。

教室に戻るとさっきまで居なかったこーきがちょうど指定の通学リュックから道具を出しているところだった。あたしは昨日こーきが自分を副室長に選んだこともあって、なんとなく挨拶もしないまま教室に入った。

―――――沈黙。

あたしに気づいてないのかな、いや、気づいてないわけないよ......2人しか居ない教室は呼吸の音さえ響き渡るようにしんとしていて、あたしは自然と息を止めていた。

3号車のこーきは教室のドアの前に立つあたしに背を向け、道具を机に入れていた。

どうすればいいのか分からなくなってそっと教室から出ようとしたその時――

―――――カランカランカランカランッ

鉛筆が天井から落ちてきた・・・じゃなくてあたしが持っていた出席簿に挟まっていた鉛筆が床に落ちてしまった。

足音をたてないように無理に変な格好のまま後ろを向いたために出席簿が傾いて・・・

しゃがむ暇すらなく、あたしは振り返ったこーきと目が合ってしまった。

「はよ」

「うん」

「・・・」

教室の沈黙が破られてしまったこと、こーきが振り返ってしまったこと、振り返ったこーきと目が合ってしまったこと、3つもの衝撃にあたしのもともと低い言語能力は幼児レベルまで低下し、「うん」としか返せなかった。

「・・・」

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チャイム、授業終了―――

「こなつぅ、副室長とかガンバー♪」

いつもよりテンション高めな蛍雪が、からかうように言う。

陽明中学校1年2組30番、波川小夏、通称こなつ。

産まれてこの方、大きい怪我も病気も、インフルエンザにだってかかったことない、超健康女子、肉食系女子っていうのかな。

ブラバンっていう可愛い、お上品な女子の集団に所属してます・・・けどお上品なんかじゃないです、むしろ逆。

一応・・・というかバリバリのロングヘア。地毛が軽く茶髪ってこともあって、よくチャラそうに見られます、まぁ事実ですが。

そしてこの子は小里蛍雪、通称ほたる。

あたしと同じ陽明中学校1年2組、幼稚園の年少さんから一緒のスーパーを越えるミラクルな親友だ。

あたしの友達では珍しい秀才ちゃんで、何気しっかり者の蛍雪。

「蛍雪が副室長やればよかったのにぃ、適任じゃん!」

全く、その通りだ.....

「え、蛍雪はそういうキャラじゃないのでーーー笑」

「十分そういうキャラだっつーの!」

あーあ・・・1年の後半なんて3年の先輩も部活引退して、やっとはしゃげると思ってたのに―――――。

お先真っ暗だよ。
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「じゃぁこーきに決めてもらえばよくね?」

こーきの親友らしき存在、実が言う。

だね、どうせ決まんないんだからこーきが決めればいいのさ。

後期室長の権限的なww

なにしろ、学年67人中62位っていう最低な頭の持ち主+リーダーシップ0のあたしが選ばれるわけがない。

・・・はずだったのに。

「え、じゃぁ、小夏で」

ん?今コナツって言った?

急に教室のざわめきが3ランクくらいupした。

「小夏ー?そこ行くかぁ?」

実が反対してくれてるw嬉 ・・・じゃなくて、なんであたし?

あたし、波川小夏が属する1年2組に「コナツ」って人はあたしだけだし、1学年でも全校でもたった一人だ。

ってことは、やっぱりあたし!?

ん、なわけない。まさかこのあたしがねェ......

「じゃぁ、副室長は小夏ねー」

石川さんの一言で、あたしの現実逃避は遮られた。

え、あ、はい?

このあたしがフクシツチョウですか?

やっぱり全然分からないんですけど・・・・・・。

なんでなんでなんでェェェ?考えるほど分からなくなる。

この最低な頭の持ち主でも「こーきがあたしを選んだから」っていうくらいは分かるんだけど、「なんでこーきがあたしなんかを選んだのか」が分からない。

あぁぁあぁぁぁ・・・

遠くで拍手が鳴り響いてる。さっきより盛大だ・・・

―――こうしてあたしが歩むはずだった平凡な道は、閉ざされてしまった。

そしてこれが、あたしとキミの物語の始まり。

険しくて急な山みたいで、先も見えないような道だけど、МyでもYourでもなくОur roadへ一歩、踏み出した。






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「じゃぁ後期室長はこーきでいいですかー?いい人拍手してください」

パチパチパチ――

盛大な拍手だ。

そういえば吹奏楽コンクールの時に司会者が「拍手は盛大に短く」って言ってたのツボったなぁ・・・。

「短く」ならまだ分かるけど、「盛大に」とはねぇ。

一人で思い出し笑いしつつ、その他もろもろいろんなこと考えるなり、内職するなりしてたら、副室長を決めることになってたらしい。

「副室長やってくれる女子ー」

まだ決まってないのかよ...だる。

そっか、室長男子だから副室長は女子じゃなきゃいけないのかぁ・・・

「誰かいませんかー」

「やってくれる人ーーー」

石川さんの声が、だんだんとざわめく教室に吸い込まれていく。

「やってくれる人いませんか?」

教室のざわめきと比例して石川さんの声に込められる怒りも増えていった。

男子はいいよなぁ、こーきみたいに、こう、ぱっとしててクラスの人気者的存在がいて。

こうゆうとき、こーきみたいなヤツがいるとスムーズにいくのに・・・。

なんて考えるけど、自らというか頼まれてもやる気は全く無い。



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あたしは君の元へ駆け出した。





「じゃぁ、副室長は小夏ねー」

え、あ、はい?

このあたしがフクシツチョウですか?

全然分からないんですけど・・・・・・。

―――10分前

「こーきでよくね?」

「だからー、ここはこーきだろ!なっ」

「え、じゃぁこーきでいいの?」

前期室長の石川さんがこーきに尋ねる。

どうやら後期の室長を決めてるようだ。

あぁ幸せ......給食食べ終わって、昼休み終わって、5時間目。

一番眠い時間帯、こうして好きなことできるってなんて幸せなことなんだろ。

学級役員なんて、住んでる世界が違う級の格差を感じてる小夏にとっては、役員決め程好きな時間は無かった。
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初めまして  自己紹介

初めまして(の方が多いと思います。

ココで、恋愛小説を書かせてもらう詩愛です。

名前は、シエルって読みます

フランス語で「空」っていう意味らしいんで、そこから貰いました

詩愛は、精神年齢6歳、実年齢不詳です(←おい...

なので文章かなりおかしいと思いますが、そこは甘くみてやってくださいゴメン

あ、自己紹介するはずだったんですけど、よくわかんなくなってしまってごめんなさい

こんな奴ですが、詩愛なりに頑張るのでよろしくお願いします力こぶ
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