すずき・としむね★1972年静岡市生まれ。早稲田大学在学中に応援部主将(応援団長)を務める。卒業後、様々な職種を経て、2000年よりルポライターとして活動を開始。著書に『「だましだまし生きる」のも悪くない』(光文社)、『なでしこという生き方―日本女子サッカーを拓いたひとりの女性の物語』(セブン&アイ出版)、『地獄の伊東キャンプ 一九七九年の伝道師たち』(大修館書店)がある。

2015/7/11

澤地久枝さん、SEALDs(シールズ)にエール!  reportage
 ノンフィクション作家・澤地久枝さんが提唱する「7月18日(土)午後1時、『アベ政治を許さない』というメッセージを全国で一斉に掲げよう!」行動に賛同する落合恵子さん、神田香織さん、小林節さん、鳥越俊太郎さん、村田光平さん、渡辺一枝さん(順不同)が7月8日、東京・日本記者クラブで会見しました。
 この模様は翌日の新聞などで一報されていますが、質疑応答において澤地さんが以下のような熱い心情を述べられましたので、ここに報告します。

 ―いま、全国で安保法制に対する反対の声、抗議行動が起きており、ここにきてとくに若い世代の頑張りが目立つようになってきたが……。
澤地「私自身の所存で言えば、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)をはじめ若い人たち、あるいは彼・彼女たちの子どもや孫たちのためを思って、いま命がけでやらなければいけないと思っているわけです。だからいま、若い人たちが集まって、ずいぶん勢いよくやっているのは、すごく頼もしいと思っています。70年間、日本は一人の戦死者も出していない。戦後の日本の焼け野原を見たとき、世界中の人が『やっぱり戦争はよくない』と思ったはずです。戦後の日本は世界のお手本になるべく『あの国はいい』と言われるよう努力してきた。しかしいまや、(政局は)無残なものです。この国はこのまま行くと必ず徴兵制を敷きます。そうなれば、出て行って殺されるのは、結局は名もない人たちです。いま、(賛同者)みんなが一致して、全国でこの『7・18』の行動をやろうと言ってくださっていますから、もちろん若い人たちがこれに賛同してくださることには大賛成なんです。SEALDsをはじめ若い人たちの声と、私たちも世代を超えて、すべての世代が手をつないで行かなければいけない。いましかないんです!」

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タグ: 澤地久枝 SEALDs

2015/6/13

三沢光晴さんの七回忌に  column
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 三沢光晴さんが亡くなったのは、2009年6月13日の夜のことでした。
 この命日で、七回忌になります。
 自分が20代のころは、三沢さんの試合から受けるメッセージにとにかく励まされてきました。
 そしてこの商売に就いて、30代となり直接お会いできるようになってからいただくようになったお言葉には、生きる指針をいただいてきた。
 そんな、10年先を行く人生の先輩が突然いなくなってから、丸6年が経ちます。
 いまだ、その喪失がなんであったのか、理解できない部分が多くある……。
 ただ、いまも自分の心の中に確実に刻み込まれている言葉があります。
 それは97年(写真と同時期)、三沢さんが35歳と全盛期で、自分が25歳で道に迷っていた頃、壮絶なリーグ戦を満身創痍で闘い抜いて敗れた三沢さんが、囲み会見で「なぜそこまでして、あなたは闘い続けるのですか」という問いに対して残した名言です。
《自分に嘘ついて、負けちゃえっていうときがあった。でも、それが何度も続くようじゃねえ……》
 この言葉が、40代となった自分の背中を、いまも押してくれています。

2015/2/8

フォトジャーナリスト・安田菜津紀さんの日々に密着取材  reportage
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東京・オリンパスギャラリーにて(撮影/鈴木利宗 ※無断転載禁止)

 2014年12月17日、東京・神田小川町の「オリンパスギャラリー」で、『フォトジャーナリスト・安田菜津紀と行く東北スタディツアー写真展「高校生の見た陸前高田」』が開かれていた。
 高校生たちの作品のなかに、フォトジャーナリスト・安田菜津紀さん(27)の作品も、数葉、展示されていた。
 安田さんは、若手の報道写真家として注目を集めているが、最近ではテレビのニュース系情報ワイド番組などにも出演し、「20代の論客」としても注目されている。
 この日は最終日で、来客が入れ代わるたびに、安田さんはひとりひとりにあいさつをしていた。
 黒のロング・スリーブのインナーの上から、水玉模様の白いワンピースを身に着けている彼女は、肩まで伸びた黒髪に、ハッキリとした意志の強そうな目で、こちらを向いた。
 あらかじめアポイントを取っての訪問で、こちらが名乗ると、パッと表情は明るさを帯び、
「どうも、お越しくださって、ありがとうございます。安田菜津紀と申します」
 出てきた声は、なんともやわらかいハイトーンで、若々しいものだった。
 彼女を取材したいと思ったのは、TBS系『サンデーモーニング』での発言だった。
 昨年末の衆院選では、20代の投票率が30%台という結果に終わった。彼らは、彼らやその子どもの未来を左右する政治に挙手する権利さえ放棄してしまった感があるが、シリアやヨルダンの難民キャンプ、フィリピンのスラム、HIV問題などを取材してきたという安田さんは、それに対して、こんな風に言っていたのを覚えている。
《声もあげられない人たちの姿を、私と同世代の“声をあげることができる”日本の若者たちにも知ってほしい。投票権があるということの大切さを、知ってほしい》
“さとり世代”と言われるいまの20代のなかにおいて、世代を背負って立つオピニオン・リーダーとなりうる可能性を秘めた安田菜津紀さんという女性の声に、耳を傾けてみたいと思い、親交があるという大阪国際大学准教授で全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さんに電話すると――。
「鈴木さん、彼女な、ネタの宝庫やで。絶対に取材せな、もったいないで……」
 一気にまくし立てた谷口さんの言葉をもってお願いすることにした安田菜津紀さんへの取材をいざ、始めてみると、その知られざる“半生”は、「聞きしに勝る」壮絶さだった――。

※この取材の報告は2月10日(火)発売『女性自身』《シリーズ人間》にてさせていただきます。
タグ: 安田菜津紀

2015/1/30

TBS『バース・デイ』にて  information
1月31日(土)17時〜放送のTBS『バース・デイ』にて、拙著『地獄の伊東キャンプ 一九七九年の伝道師たち』(大修館書店)が紹介される予定です。

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2014/10/11

NO EASY ROAD  column
護憲の母≠ナある故・土井たか子さんの追悼記事(10月14日発売『女性自身』に掲載)の校了を終えた今日、「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会が主催するノーベル平和賞発表時会見を取材しました。
 とっても残念なことに、初のエントリーでの受賞は逃しましたが、受賞したのがパキスタンのマララ・ユスフザイさんとインドのカイラシュ・サティヤルティさんというふたりの人権運動家でしたから、世界標準の優先度で考えれば致し方なかったかもしれません。
 それでも、朝から官邸で発表を意識して茶番劇を演じた安倍総理と石破大臣が、いまごろ高いびき、いや高笑い、いやいや祝杯をあげているかもしれない……などと思うと悔しさと怒り心頭、「喝だ、これ!」(張本さん流)
 写真は今日までに44万以上の署名を集めたこの運動の発案者で二児の母・鷹巣直美さん(37)。彼女の勇気と頑張りと、ナチュラル・キャラに敬意を表します。
「あっぱれ、あげてください!」

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撮影:鈴木利宗 ※無断転載を禁ず
タグ: 9条 護憲 鷹巣直美

2013/2/9

福澤朗の火曜Wanted!!  information
2月12日(火)20時より、TBSラジオにて放送の
『福澤朗のWanted!!』に生出演します。
拙著『地獄の伊東キャンプ』について、しゃべりますので、
お時間のある方は、ぜひチェックしてください。





2012/10/28

地獄の伊東キャンプ 一九七九年の伝道師たち  information

『地獄の伊東キャンプ 一九七九年の伝道師たち』

鈴木利宗・著、大修館書店、240頁、1,470円(税込み)、11月5日発売

あれから33年―。
中畑、江川、西本……そして、長嶋茂雄が
初めて明かす、あの“伝説”の実像
「限界なんて、ないんだ」
想像を絶する過酷な特訓は、選手たちのその後に何をもたらしたか。
そして、指導者・長嶋茂雄の知られざる実像とは。
当事者、関係者への丹念な取材を積み上げた
渾身のルポルタージュ。



2012/2/28

なでしこという生き方 ―日本女子サッカーを拓いたひとりの女性の物語  information
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『なでしこという生き方 ―日本女子
サッカーを拓いたひとりの女性の物語』

セブン&アイ出版、1,365円(税込み)

本日、セブン&アイ出版より新著『なでしこという生き方 ―日本女子サッカーを拓いたひとりの女性の物語』が発売されました。
これは、現・サッカー日本女子代表U-19コーチの本田美登里さんを2007年より5年間に亘って取材したノンフィクションです。
本田さんは1981年に初めて結成された日本女子代表チームの中心選手で、91年の第1回世界選手権(現・FIFA女子ワールドカップ)にも出場するなど、女子サッカーで「女子初」「日本初」「世界初」といわれるすべての大会に出場。いわば「初代なでしこ」です。
また、なでしこジャパン新主将になったばかりの宮間あや選手の育ての親でもあります。
その宮間選手も、この物語の重要な登場人物のひとりです。
人間・本田美登里の半生を描いた本書は、スポーツノンフィクションとしては異色かもしれませんが、描きたかった思いをすべて込めた人間ドラマになったと自負しています。
ぜひ、お読みください。




2011/9/30

ありのまま、愛すること。  information
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『ありのまま、愛すること。』
スターツ出版、1,260円(税込み)


9月30日に発売された書籍『ありのまま、愛すること。』(渡邉美樹著)の構成を担当しました。
本書は、ワタミグループ創業者の渡邉美樹さんが、亡きお母さんへの想いを初めて語った自伝です。
この「親子の絆の物語」。子を持つ親御さん、親を想う方……さまざまな立場の方に、ぜひ読んでいただきたいと思います。

2011/2/22

「だましだまし生きる」のも悪くない  information
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『「だましだまし生きる」のも悪くない』
香山リカ、鈴木利宗(取材・構成)
光文社新書・756円(税込み)


2月17日に光文社新書より『「だましだまし生きる」のも悪くない』という本を出版しました。
これは精神科医の香山リカさんとの共著で、香山リカさんのこれまでの半生を振り返りつつ、
「だましだまし生きる」ことの大切さ、そのススメを読みやすくまとめたものです。
読んでいただくと、とても楽な気持ちになっていただけると思いますので、ぜひご一読を。


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