すずき・としむね★1972年静岡市生まれ。早稲田大学在学中に応援部主将(応援団長)を務める。卒業後、様々な職種を経て、2000年よりルポライターとして活動を開始。著書に『「だましだまし生きる」のも悪くない』(光文社)、『なでしこという生き方―日本女子サッカーを拓いたひとりの女性の物語』(セブン&アイ出版)、『地獄の伊東キャンプ 一九七九年の伝道師たち』(大修館書店)がある。

2015/6/13

三沢光晴さんの七回忌に  column
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 三沢光晴さんが亡くなったのは、2009年6月13日の夜のことでした。
 この命日で、七回忌になります。
 自分が20代のころは、三沢さんの試合から受けるメッセージにとにかく励まされてきました。
 そしてこの商売に就いて、30代となり直接お会いできるようになってからいただくようになったお言葉には、生きる指針をいただいてきた。
 そんな、10年先を行く人生の先輩が突然いなくなってから、丸6年が経ちます。
 いまだ、その喪失がなんであったのか、理解できない部分が多くある……。
 ただ、いまも自分の心の中に確実に刻み込まれている言葉があります。
 それは97年(写真と同時期)、三沢さんが35歳と全盛期で、自分が25歳で道に迷っていた頃、壮絶なリーグ戦を満身創痍で闘い抜いて敗れた三沢さんが、囲み会見で「なぜそこまでして、あなたは闘い続けるのですか」という問いに対して残した名言です。
《自分に嘘ついて、負けちゃえっていうときがあった。でも、それが何度も続くようじゃねえ……》
 この言葉が、40代となった自分の背中を、いまも押してくれています。

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