サンゴや海ガメなど、取ってはいけないも
のの密漁は知られていないだけで後を
絶たない。いくら罰則を厳しくしても、
密漁をする者にとっては取った事を自慢したり、
値段のあがるのを喜んでいるだけ。
昔の偉い人が、「刑罰を厳しくすれば、
法の網をまぬがれて恥じない。道徳を本とし、
自ら省みて過を恥、そうして自らを正して
いくようになる。」と言う言葉を残している。
ある密漁者がサンゴや亀を捕らなくなった
のは、年々激減していく珊瑚礁や必死で岸に
向かって泳ぐ亀の姿を見つめつづけて、心の
隅っこにあった自然を大切にしたいという
小さな気持ちが大きく芽生えはじめたからだ。
渡り鳥のサシバの密猟が激減したのも、
学校で子供たちに、渡ってくる鳥の
大切さを教えたことが、大人たちに大きな
影響を果たしたのだろう。
密漁者達はいくら高く売れても、
「悪銭身につかず」どうせ貯金できるわけが
ない。くだらないことに使ってしまうことを
よく知っている。もうひとつ、美しい自然に
囲まれていた海のことをよく覚えている。
密漁をなくすために必要なのは、罰則を厳しく
することよりも、彼らの心の良心に伝えること
を必要とする。そして子供達に自然の大切さを
伝えていくべきや。
なぜか演説口調になってしまう。
亀の甲羅の値段ってほとんどの人が知らない
だろう。甲羅の長さ5センチで5千円くらいが
相場だ。亀の卵は一個あたり5百円、一回の
産卵で5〜60個取れる。買っていくのはすべて
本土の業者。人知れず、どんどん自然が失われていく。
