2008/5/17
海から帰ってくると、近所のお家の前に車が
ずらりと停まっていた。どうやら、近所の
オバァが又一人アメリカ(あの世)へ旅立った
ようだ。ここは宮古島の中でも古くからある
住宅地。お年寄りが多く暮らしている。
近所をぶらりと歩けば3日に一度はどこかで
葬式がやっている。ここ数年、空き家と
なった家も目立つようになってきた。
やがて沖縄のオバァも絶滅してしまうような
気がする。
娘が母となり、そして祖母となる。これが
人生のスケジュール。しかし、オバァはもちろん
祖母ではあるが、祖母が必ずしもオバァではない。
オバァと呼ばれるまでの道のりは険しく、
厳しい時代を生き抜いて、「家の宝」と呼ばれる
存在に到達するのだ。
残念ながら、この時代を歩いているネェネェ達は、
到底、オバァにはなれないだろう。
「ウチのオバァはね、元気だった頃・・・・」と、
話の中だけの存在になってしまう
日がやがてきそうだ。
近所のマッチャ(雑貨や)はオバァの
吹き溜まりのようなところ。数年前は店の中に
入りきれないほど、オバァ達のユンタク(世間話)
の場となっていたのに、今では午前中の
数時間、数人のオバァがいるだけ。
今朝、久しぶりにオバァの顔をのぞきにいって
みた。オバァは今も市場の跡で座り込んで、
野菜などを売っている。市の職員が退去勧告を
だしても、オバァは動かない。
オバァに逆らえる人なんて沖縄には存在しないのだ。
「かぼちゃでも食べれ」と持たしてくれた。
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