2008/7/6
セリが終わると、その日の魚の値段が漁協の
掲示板に張り出される。値段表の前で数人の
漁師が集まっていたので、セリ落とされた
魚の値段を見ると、そんなにも悪い値段で
はない。
「漁に出た方がいいんじゃないか?そんなに
悪い値段でもないやろ!」と口を挟むと
「悪くはないけれど、よくもないんだよなぁ〜」
と一人が言う。するともう一人の漁師が
「出たからといって、必ず釣れるわけでは
ないからなぁ」確かに、その通りだ。
そんな事言い出せば、きりがない。
しかし、彼らの気持ちもよくわかる。
宮古島の一本釣り漁師は、ほとんどがその日帰りか、
一日泊り。燃料が高くなりすぎて釣れなければ
深刻な問題となっている。本土ではイカ釣り、
マグロなどが燃料高騰のあおりを受けて休業に
追い込まれているそうだ。沖縄本島でも操業中止を
考えているという。
関西人の私は「チャンスやないか!」と気安く
考えるが、海外から安く魚が輸入されてくるので
魚の値段も、そう簡単には上がらない。
宮古島では今年から、すべてのダイビングショップに
「美ら海協力券」(5百円)が漁協に支払われ
ている。漁協の職員に「困っている漁業者の
燃料代のたしにでもしてやれよ」と言うと
「そんな簡単に言わないでよ、まだ使い道が
決まらない」切羽詰っているのは、燃料高騰に
あえぐ漁業者。あ〜でもない、こ〜でもないと
話あっているあいだに、漁師は干上がってしまうで。
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