「9/28 THE DOOBIE BROTHERS / THE DEREK TRUCKS BAND @グランキューブ大阪」
音楽
ダブルヘッダーだが、デレク・トラックス・バンド(DTB)は一時間の演奏なので前座と言っても差し支えない。アメリカなら、もっと長時間のステージが組めていろいろできるのかも知れないけど。
で、DTBは静かなスライドギター・ソロでおお!と観客を沸かせておもむろにバンドが入って来るという上々の滑り出し。客のほとんどはDTB知らないと思うので、どういうバンドなのか一発で理解させたと思う。で、一通りの芸風を見せた後、後半は力押し。もっと静かな曲も聴きたかったが、一時間だからという判断なのか。来日記念盤に入ってる「マイ・フェイバリット・シングス」とか聞きたかったな。そんなわけで音圧に反して後半は単調で、盛り上がってはいたけど疲れる感じでもあった。でも大歓声に送られて終了。
ドゥービー・ブラザーズはギター3人、ドラム二人、ベース、キーボード、サックスの8人編成。90年代と同様、マイク・マクドナルドの色は除いた前期ドゥービーの音で、後期のアルバムからも、そっち系の曲は取り上げると言った内容。
正直、全然期待してなかったので、トム・ジョンストンが一曲目の歌い出し、頭のてっぺんから突き抜けるような歌声を出した時には驚いた。会場の空気も一変した。こいつら同窓会なんかじゃ全然ない。コーラスは鉄壁、リズム隊もドカドカでかい音ながらビシッと決めてくる。1階の観客はもう最初から総立ちで。と言っても皆、おっさんおばさん達だよ、ネクタイ率過半数で。でも、その客層より遙かに年上なはずの連中がこんなにタイトな演奏でやる気満々なのだw。なんかもう目頭熱くなった。ステージ・トータルでは、地味に難しいアコギのアンサンブルで不安定なところもあったけど、いざという時の「ブラック・ウォーター」ではバッチリだったし。
で、途中の曲でデレク・トラックス呼んで間奏で長いギターバトル。競演と言えるのはそこだけだった。ギター4人だから長い長いw。ドゥービーって普段アコギ率が高いんだけど皆でエレキ持ったらうるさいうるさいw。広い会場の割には意外とドンシャリな音だったのもあって。ただ、そうして比べるとデレクの音がいかに独特かよくわかった。ドゥービーの3rdギタリスト(オリジナルメンバーじゃない人)はスライドも弾くんだけど、デレクよりもずっと軽快な音を出してた。デレク1人が重い音で、3人の音の壁と拮抗してたというw。
で、アンコールも長かったけど、先述のようにDTBの参加はなし。というか、アンコールまで演出がしっかり決まってて、入る余地なしな感じだったw。「おまえらもっとロックンロールしやがれ!」的なMCからリズム隊がドッカンドッカンと8ビート刻み始めたと思ったら、そこから「チャイナグローブ」で、その代わりに間奏でブレイクしたと思ったら、トムがステージ中央でスポット浴びながら仁王立ち、ソロであのリフを弾いてたり。アドリブじゃなくて、リフでスポット浴びるギタリストなんて、この人くらいでしょうw。ファンの求めるものをわかってるなあというか(^^;)。
ラストは大合唱で「リッスン・トゥー・ザ・ミュージック」とまあ、最高でした。こっちまで歳を忘れたわ(^^;)。新作なしの来日でしたが、新曲は聴かせてくれました。アルバムは来年かな、そんなこと言ってた気がします。

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