2006/9/20
久しぶりの石けん作り専門本発見。
2000円超の値段にはちょっとひるんだけど(笑)、即購入。
どうしても石けん本に関しての評価が辛口になってしまうのだけれども、以下感想。
まず、私は石けん本、アロマ関連、手作りコスメ系に関しては、巻末に参考文献がないのは嫌い。
何かを参考にしてなくちゃここまで詳細に書けるわけないのに、それがはっきりしないことが大嫌いなのです。
そういうのがないと、この人は一体何を根拠にここまで書くのか、
書いてないのは、もしかしてネット検索のみ?ただの思いこみ?と思うと、どうにも信用できない。
(とはいえ、例えば肩書きに「医学博士」「理学博士(化学)」なんてあると、参考文献なくても、うっかり納得してしまう脆さもあるんだけれど・笑)
この点で、この本は他人にはお勧めできないです。
参考文献がないのだけれども、
CP、MP,リバッチ、廃油石けん、透明石けん、液体石けんと、
様々な作り方が掲載されている。
今まで数冊の本に分かれてた方法が参照されているという意味では、お得かもしれない。
1回だけ試すだけ、それで良いという人ならいいのだろうけれども。
それだったら、その数冊の本を買った方がいいかな。
分かる人にはすぐに分かってしまうネタ元となる本、そのまんまだし。
そういう意味でのオリジナリティーはない。
写真がキレイなのは、必要条件なので(そういうカテゴリかなと)、これはクリアしてる。
レシピも多いけど、レシピが多いから良いとは限らないのは、「お風呂の愉しみ」で証明済みなので何とも。
レシピの特徴としては、ココナツオイルが多めに配合されてるものが多いかな。
とてもジャパニーズソーパー的だなあと思ったのは、
納豆石けん、CoQ10石けん、酒粕石けんなどのレシピ。
著者は、おそらく第2世代以降の方(こちら参照)と思われます。
ただ新しい本が出るたびに、毎回思うことなのですが、
視点がみんな同じなせいか、面白いと思える本、なかなか出版されないです。
結局、繰り返し読むのは初期の本(「お風呂の愉しみテキストブック」「肌に髪に優しい〜」あたり)ばかり。
人のことばかり言うのも何なので、自分のサイトリニューアルするときは、
ここらへんを肝に銘じていこうと思ってます(思ってるからこそ、なかなかリニュできないのかも…)
「石けん作りって楽しい!」それだけじゃ、もう面白くもない。
それだけでいいなら、サイト閉鎖してブログだけにした方がいい。
ちなみにコンセプトは決まってるんですよ。
…「マニア向け」(笑)。

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投稿者:うみ。
ちゅぐさん>
そりゃもう、理系なものですから(笑)
数学には弱いけどね…。
「マニア向け」の第一歩は、とりあえず作成手順は書かないというくらいしか決まってないです。ははは。
投稿者:ちゅぐ
マニア向け良いでないの〜〜〜♪
待ってるよぅ。
参考文献にこだわるトコを見ると、さては論文派ね。
稚拙ながら作成経験者は激しく同感。